※本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。
以前にロケットニュースで、「下水をリサイクルして作られたビール」について紹介したことがある。世界的に環境汚染が深刻化するなか、リサイクルや汚染問題に取り組む姿勢が重要になっている。
そして今度は、汚染水で作ったアイスキャンディーが話題だ。台湾の大学生が汚染問題を喚起するために制作したらしいが、美に変貌する様子はなんとも素敵だから驚かされる。
・地元の汚染水で作ったアイスキャンディーが美しい!
米ニュースサイト『Laughing Squid』によると、地元の汚染水を凍らせてアイスキャンディーを制作したのは、国立台湾芸術大学に通う学生3人だ。
彼らは汚染問題を喚起するために、汚染が問題となっている水源100カ所からサンプルを手に入れて凍らせることに。しかし、アイスキャンディーはすぐに溶けてしまうため、展示会用にプラスチックで型を取ったバージョンも制作したという。
・食べたくなってしまいそうなほどリアルな出来栄え!!
展示会用に制作されたアイスキャンディーは、店で販売されている商品のようにパッケージ用の袋に入っていて、それを破ると中からアイスキャンディーが出てくる仕組みとなっている。
汚染水アイスキャンディーを紹介した動画を見ると、思わず食べたくなってしまいそうなほどリアルな出来栄え!
・相反する要素の組み合わせでメッセージがより強力に!
それぞれのパッケージには「汚染水が採取された場所と番号」が表示されていて、どの場所でどれくらい汚染が進んでいるか、展示会を訪れた人に分かるようになっている。
パッと見は美しいアイスキャンディーも、材料は地元で問題となっている汚染水……。そんな相反する要素を組み合わせることで、大切なメッセージをより強く伝えようという芸術学生の心意気がナカナカ粋である。
地元の汚染水など目にする機会は滅多にないため、こういった展示会で人々に汚染問題を喚起することは自然と注意を引くことに繋がる。実際に展示会を訪れた人は、改めて考えさせられたのではないだろうか。
参照元:Facebook、Laughing Squid(英語)
執筆:Nekolas
Source: ロケットニュース24
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。