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八百長だ! サッカーを観戦していると、声を大にしてそう言いたくなることが時にある。心の中では八百長なんてないと信じたいが、海外ではスポーツが賭けの対象になることもあってか、ゼロとは言い切れないのが現状だ。
これまでに怪しまれたシーンを挙げたらキリなし。ただ、もっとも八百長だと疑われたと思われるPKは、2004年の怒涛のPKやり直し事件で決まりだろう。8月17日、アテネ五輪のグループリーグ「セルビアモンテネグロ vs チュニジア」では、PKを5回もやり直すという信じられないシーンが全世界に配信されてしまったからである。
・五輪の大舞台でまさかの判定
かれこれ10年以上も前のことである上、注目カードではなかったため、知らない人もいることだろう。ザックリ説明すると、その時が来たのは1−1の同点で迎えた後半38分。チュニジアがPKを得て、決めたら勝ち越すという千載一遇のチャンスを獲得した時のことだった。
そんな場面でチュニジアの選手は、相手GKの意表を突くチップキックでゴール……と思いきや! ここから伝説のやり直しが続くのである。まずインプレー前にエリア内へ選手が侵入したと判断されると……なんと怒涛の5連発でやり直し!
・怒涛のPKやり直し
それから何度キッカーが蹴ろうとも、主審と副審の判断はすべて「NO」。キッカーが蹴る前に他の選手は9.15メートル以上下がらなければいけないことをはじめ、攻守にルールが定められているのだが、審判団はひとつひとつを厳格に取り締まっていく。
あまりにやり直しを命じたため、最終的には誰もペナルティーエリア付近に近づかず。6回目でチュニジアがゴールを決めてようやく終止符を打ったが、思わず「八百長か?」なんて思いたくもなるシーンであった。
・厳格すぎたことで起きたやり直しか
まさかの5回やり直しを見ると、サッカーのルールはシンプルなようで意外と複雑なことが改めてわかる。ちなみに6回目のPKで勝ち越したチュニジアは、後半終盤に追いつかれ、そこからもう一度勝ち越して白星を手にしている。
世界中が注目するオリンピックの試合ということで厳格すぎる判断になったのかもしれないが、いくら何でも5回の蹴り直しはやりすぎ。または審判にとっても晴れの舞台ということで、神経質になってしまったか。
Source: ロケットニュース24
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