【漫画】「昔、痴漢にあった時の話」がツイッターで話題 / 作者が作品に込めた思いとは?



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ここ最近、有罪・冤罪問わず連日のように「痴漢を疑われホームに飛び降りた」系のニュースが飛び込んでくる。中には「おそらく冤罪だったのに、電車にはねられ死亡した」……などという救いのないケースもあり、痴漢と痴漢の冤罪が再び社会問題化している気配だ。

そんな中、ツイッター上で公開された漫画「昔、痴漢にあった時の話」が話題になっている。今回は漫画をご紹介するとともに、作者がこの作品を描いた動機、またこの時期に発表した理由などについても触れていきたい。

・自身の経験を漫画化

2017年5月23日、自身のツイッター上に漫画「昔、痴漢にあった時の話」を公開したのは『言 寺@310_64)』さんだ。3回の投稿に分けて公開されたこの作品は、約半日でそれぞれ1万2000リツイートされるなど大きな話題になっている。

概要としては、自身が痴漢に遭い、周囲の人の手助けもあり痴漢を捕え、犯人から示談金が支払われるまでが描かれているのだが、その生々しさがハンパではない。痴漢を捕えた時の緊張感、直後に始まった事情聴取などは、当事者でなければわからないことばかりである。

・作品を描いた理由

さて、今回当サイトで記事化するにあたり、『言 寺』さんからは以下のようなコメントをいただいた。

「最近、冤罪事件が何かと話題になっておりますが、その陰で本当に痴漢に合っている、だけど勘違いだったら……と、声を上げられない方、被害者の方が沢山いるかと思います。その方々の参考に少しでもなればと、この漫画を描かせて頂きました。




ただ痴漢に怯える方々が、勇気を振り絞った事により冤罪事件を起こして加害者になって欲しくないので “痴漢だと思ったら必ず捕まえましょう” ということを描いた漫画ではない事をご理解お願い致します」

つまり、決して「痴漢だと思ったら必ず捕まえよう!」と冤罪を助長するものではなく、被害者に対し「本当に痴漢に遭ってるの?」などとやや風当たりが強い現状がある中、その陰で涙を飲んでいる人たちに向けられた作品とのことである。

また、『言 寺』さんの知人男性にも痴漢被害者がいるとのことで、性別についても作品中では意図的にしようしていないとのことであった。

漫画「昔、痴漢にあった時の話」は、『言 寺』さんのツイッター上で公開されているので、興味がある人はぜひチェックして欲しい。被害者でも加害者でもなく「もしその場にいたら自分に何が出来るのか?」などと考えさせらえることが多いハズだ。

参照元:Twitter @310_64
マンガ:言 寺 , used with permission.
執筆:P.K.サンジュン


Source: ロケットニュース24






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