【衝撃事実】ケニアの田舎町に掘られた『謎の穴』の意味って知ってる? 日本人に教えたら「マジかよ!?」つってたよ / マサイ通信:第65回



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スパ(SUPA)! もうみんな覚えたよな。マー語(マサイ語)で「こんにちは」だ。オレたちマサイ族の「マサイ」が、「マー語を話す人」って意味なのも知ってるよな? もしも君がマー語をマスターしたら、君も立派な「マサイ」なんだぜ。

さて、そんなことより今回はビックリさせちゃおうっかなーと思ってる。題して「マサイクイズ」だ。問題は超シンプル。この記事のトップ写真に見える地面に掘られた「穴(くぼみ)」は、一体全体、なんのためにあるのでしょ〜か!? さあ考えよう!!

撮影場所は、ケニア南部の「キマナ(Kimana)」って町だ。国境近くにある田舎町で、約20km進めばタンザニア。そして、すぐそこにはキリマンジャロ山がある。

町人のほとんどはマサイ族で、あとはキクユ族(Kikuyu)が少しいる。オレらマサイ族が住むアンボセリ(amboseli)からは約40kmの位置ってな感じだな。いちおう電気も来ているぞ。さーて、そんな町に掘られた穴……何のためかと申しますと〜?

……答えは!!


雨(飲み水)を貯めるため。

でした〜\(^O^)/ わかったかな?

この答えを聞いて、日本人のゴー(羽鳥)は、何度も何度も「おいおいウソだろ?」って聞いてきた。しつこいくらいに聞いてきた。うるせーやつだな、飲むんだよ! ウシとかヤギとかヒツジとかはもちろん、オレたち人間も飲んだりするのさ。




ゴーは何度も「ゴミだらけじゃん!」と。「こんなの飲んだらあぶねえだろ!」と。もちろんそうだ。知っている。別に率先して飲むわけじゃない。でもな、キマナ、いちおう町とは言ってるけど、そんなに水がないんだよ。町でも水は貴重なのさ。

しかも、ここんとこ、ケニアのこのあたりは「干ばつ」なのさ。だから雨が降ったら大チャンス。ここに貯まった水も、「いざ」って時は飲むしかないんだぜぇ〜!!

・ポイ捨てするな!

つーことで、穴にゴミを捨てちゃダメなのさ。ゴミ捨てたの、誰だ!! 「いざ」って時に困るだろ! もちろんタバコの吸い殻もやめてくれよな。それこそ「毒の水」になっちまうからよぉ。日本でもケニアでも、ポイ捨ては絶対に禁止だぜ。だってよぉ、そのポイで人が死ぬかも知れないんだからさ。そんじゃな、オレセリ!!

Report:ルカ(マサイ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.


Source: ロケットニュース24






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