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最近は、広告でモデルの肌のキメを細かくしたり、体型に手を加えるのは当たり前になっている感があるが、人々に「女性の体はこうあるべき」との間違った先入観や価値観を植えつけかねないと問題になっている。
そんななか、由緒ある仏カンヌ国際映画祭のポスターが「モデルをフォトショで細くしたのでは!?」と物議を醸しているのだが、読者の皆さんは画像のビフォー&アフター写真を見てどうお思いになるだろうか!?
・仏カンヌ国際映画祭のポスターが物議に!
今年で第70回を迎えるカンヌ国際映画祭は、2017年5月17日から5月28日まで開催される。その公式ポスターのモデルとして選ばれたのは、フェデリコ・フェリーニ監督の傑作『8 1/2』や、『ブーベの恋人』などの名作に主演した女優クラウディア・カルディナーレさんだ。
1959年に、ローマのビルの屋上で撮影された彼女の白黒写真をもとにしたポスターは、記念すべき70周年を飾るランドマーク的な存在である。踊るように回る彼女を捉えた写真は弾けるような躍動感が伝わり、一見したところ問題があるようには見えない。
・ネットの声「ビフォー&アフターで体の細さが違う!」
ところが、「オリジナルの写真とポスターを比較すると、クラウディアの腰と脚の太さが明らかに違う」と指摘するネットユーザーが現れ物議に! もともと肥満体型でも何でもない彼女の体を、さらに細くする必要があるのかと不満を述べる声が数多く上がることとなったのである。
筆者も、ポスターのビフォー&アフターを見比べてみたが、確かにオリジナル写真よりもポスターの方が全体的に体の線が細く見えるように思う。
・クラウディアさん本人は無難なコメントを発信
そんなネットの声に主催者側は「ポスターの評判は良い」と述べ、フランス人のジャン=ポール・サロメ監督は、「どうして、あのポスターに大騒ぎするんだ? 広告写真は多かれ少なかれ修正されるものだ」とも発言。
そして、体型を修正された可能性があるクラウディアさん本人は、「この写真が、70周年を記念するカンヌ国際映画祭のポスターに選ばれたことを光栄に思います」と、特に修正に関しては触れないコメントを発している。
今までにも、有名ファッションブランドの広告の加工が問題になったことが多々あるが、由緒あるカンヌ国際映画祭のポスターだけに、さらに大きな注目を浴びることとなってしまったようだ。
参照元:Twitter @BARFH、BBC、indy100(英語)
執筆:Nekolas
Source: ロケットニュース24
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