【検証】タバコをポイ捨てする人の前で吸殻を拾いまくったらどうなるのか? 渋谷駅の喫煙所でゴミ拾いをしてみた!



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喫煙所が次々と閉鎖に追い込まれている今日この頃。喫煙者の肩身は狭くなる一方だ。私(中澤)自身も喫煙者のため、ここ最近の喫煙事情を重く受け止めずにはいられない。喫煙者は1歩外に出ると7人の敵がいると思え……。

そんな中、閉鎖されたJR渋谷駅ハチ公口前の喫煙所がポイ捨てスポットになっていることをお伝えした。ちょっとちょっと! さらに風当りがキツくなるようなことしちゃダメーーーーーー!! ポイ捨ては拾ってる人が必ずいるのだ。そのことに気づいてもらうため、目の前で吸殻を拾ってみることにした!

・旧ハチ公前喫煙所に広がる光景

というわけで、当編集部のP.K.サンジュン、佐藤英典と腕自慢の男たちを引き連れて渋谷にやって来た。まず目指すのは旧ハチ公前喫煙所の広場。ガンガン拾うぞ! だがしかし、現地に到着した我々を待っていたのは衝撃の光景だった。

喫煙者が1人もいなくなってる! どころか、吸殻1つ落ちていない!! 当たり前と言えば当たり前だが、ポイ捨てされた吸殻が絨毯の柄のように広がった2カ月前のことを思うと、キツネにつままれたような気分だ。

・モヤイ像前喫煙所はどうだろうか

ともかく、これは喜ぶべきことである。そしてどうやら、ここに我々の出番はないようだ。そこで、ちょっとしたゴミを拾いつつ、モヤイ像に向かってみると……

モヤイ像前喫煙所にはポツポツと吸殻が落ちていた。まあ、喫煙所にしてはキレイな方……と思いきや、花壇の中に、吸殻だけじゃなく空き缶やガム、タバコの箱のビニールに銀紙などが。マジかよ。

・花壇に捨ててる

花壇の柵の隙間、葉や土の下などなど、探せば探すほどゴミが出てくる。まるで隠しているかのように。すぐそこに灰皿があるのに、花壇に捨てる気持ちがわからない。というわけで、ガンガン清掃! だが、清掃中ポイ捨てを目撃することはなかったし、ここでのポイ捨てもそこまで多くないように感じた。




・ストリートミュージシャン

モヤイ像前の清掃を終え、最後のスポット・スクランブル交差点の京王線渋谷駅側の喫煙所に向かう。その道すがら、ストリートミュージシャンが休憩の一服でタバコを吸っていた。足元には2本の吸殻。彼が捨てたのか定かではないが、とりあえず拾っておこう。足元に落ちていた吸殻を1本拾ったところ……

もう1本の吸殻をストリートミュージシャンが拾った。そう! そういうことだよ!! 私もバンドマンなので、路上で演奏したことはあるが、継続的にストリートを続けるというのは精神、体力的に並大抵のことではない。そんな彼の努力は個人的には尊敬できる。これからもルールを守って頑張って! そんなこんなで、スクランブル交差点に到着。

・スクランブル交差点の京王線渋谷駅側の喫煙所

うわあ……落ちてんなあ。その吸殻のポイ捨てっぷりはこれまでの比ではない。地面はもちろん、花壇にも吸殻や缶が堂々と転がっていた。よし、野郎ども、拾いまくれーーーーーーーー!


四散して一斉に掃除を始める我々。厄介なのは地面が石のタイル敷きであること。ホウキで掃くと高確率で隙間に吸殻が入り込んでしまう。というわけで、時には手で拾いながら清掃。掃除しやすいように「すみません」と避けてくれる人が多く、足元はものの10分ほどでキレイに。この状態をみんなでキープしよう。

・モヤイ像前と京王線渋谷駅側の違い

しかし、一体なぜスクランブル交差点の京王線側喫煙所はこんなにポイ捨てが多いのか? 2つの違いと言えば、壁があるかないか。モヤイ像前は喫煙所が壁で区切られているのに対して、スクランブル交差点京王線側は通りに灰皿が置かれている。この違いがひょっとしたらポイ捨て心理に関係するのかもしれない。

なにはともあれ、2つの喫煙所の清掃が完了。拾ってくれる人もいたし、基本的にみんな協力的だったような気がする。喫煙所を探すだけでもひと苦労な今日この頃。お世話になってる場所なんだから大事に使おう。ミッションコンプリート!

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.


Source: ロケットニュース24






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