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特定の土地の一定の世代にしか通じない言葉がある。それは流行語のときもあれば商品名や人名のときもある。同窓会などで昔の話をするときに出てくると盛り上がるワードがあるだろう。
そんなワードが兵庫県神戸市にもあった。その名も「とくれん」。神奈川県出身の私には何のことかサッパリわからなかったのだが、30歳以上の神戸市民のほとんどがこのワードを知っているらしい! 一体「とくれん」とはどんなものなのか?
・駄菓子屋に行った
とある休日、妻が駄菓子屋に行きたいと言う。なんでもNHKの『ドキュメント72時間』で取り上げられた駄菓子屋が神戸の下町にあるらしい。
地下鉄に乗って兵庫区にある「和田岬駅」で降りて歩くこと数分。ノスタルジックな佇まいの駄菓子屋「淡路屋」がそこにあった。駄菓子が大好きな私はテンション上がりまくりである。
親子で来られている方や子ども同士で盛り上がっているグループなど、その場所にいる全員が駄菓子屋を心の底から楽しんでいる感じも素敵だった。皆に愛されているお店なのだろう。
・妻が発した言葉
淡路屋はクレープなども注文できる。店先で子ども達に混じりながらクレープを堪能していると、妻が突然「とくれんありますか?」とお店の方に尋ねたのである。
とくれん? 今まで生きてきて初めて聞いた単語だった。一体何を注文したのかと注目していると、お店の人が差し出してくれた「とくれん」はオレンジのゼリーを凍らせたものだった。
妻が言うには「神戸市民の30~50代の人だったら絶対知っているはず」という。学校給食に出てきたデザートで、凍らせたものを食べることが多かったようだ。さっぱりとしたオレンジ味で、駄菓子屋で食べる雰囲気も相まって初めて食べたのに懐かしさでいっぱいになった。
不思議なもので一度単語として認識すると、街中で目にする機会が出てきた。カツ丼のお店で注文できたり、購入できるところがいくつかある模様。
初めて食べた私でさえも「懐かしい」と思ってしまうほどのアイテム。神戸に来られた際に目にすることがあったらぜひ口にしていただきたいものである。
参考リンク:浅井缶詰株式会社、淡路屋
Report:ポンコツ [JP]
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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