※本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。
ひと昔前に比べると職場における男女平等は進んではいるものの、それでも給与や条件の差がナカナカ縮まらないことを指摘する声は今も根強い。
そんななか、ある男性が「女性の名前」を使って仕事をしたらトンでもない性差別を経験! 社会に根づく問題の深さを実感したという件を紹介したいと思う。
・女性の同僚のアカウントで顧客とメールしていた!
米エンターテイメント情報サイト『Front Row Central:フロント・ロー・セントラル』の編集部に勤めるマーティン・シュナイダーさんは、ある偶然の出来事により、社会に深く根付く性差別を痛感することになったのだという。
ある日、彼が仕事に関するメールを顧客に送ったところ、なぜか失礼な反応ばかりが返って来て、仕事が全く能率的に進まなかったのである。あまりにも顧客の態度が否定的なため一体何事かと首をかしげていると、彼は同僚のニコールさんのアカウントでメールにログインしていたことに気付いたのである!
・社会に深く根付く性差別を痛感!
そして、マーティンさんは顧客が彼を男性ではなく、女性だと思っていたから態度が失礼だったのではないかと考えたのだ。そこで、「実はマーティンです。ニコールのプロジェクトについて僕が代わりに対応していました」と伝えると、相手の態度が激変!
瞬く間に状況は好転し、滞っていた話がトントン拍子に進んだのだとか。彼は顧客への対応を変えていた訳でもなんでもなく、ただ違うのは男か女かというだけである。
・‟女” として仕事をする社会実験を続行!!
思いがけない経験をしたマーティンさんは、どこまで業界に根付く性差別がひどいのか、ニコールさんとアカウントを入れ替えて仕事を続行することに。
すると、マーティンさんは ‟地獄” を経験することとなったのだ! 彼の企画や提案は全て真剣に受け止められず、上から目線で対応されたりで散々な目に遭ったというのである。なかには、ニコールさんだと思っているマーティンさんに、彼氏はいるのかと聞く顧客までいたのだそう。
対するニコールさんは、顧客が彼女を男だと思っているので効率的に仕事が進み、‟天国” を味わったとのこと。2人の仕事の能力に変わりはないのに、男と女かというだけで、ここまで対応や評価のされ方が違うことにマーティンさんは怒りを感じてしまったと語っている。
また、そんな状況にニコールさんが慣れてしまっている事実に、ショックを隠し切れなかったという。彼は自分の経験をSNSでシェアし、彼の投稿を読んだ男性が女性に対する言動や態度を見返し、改めてもらえたら嬉しいと語っている。
参照元:Twitter @SchneidRemarks、METRO(英語)
執筆:Nekolas
Source: ロケットニュース24
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。