※本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。
自宅に一人でいる時は誰でもオナラをブっ放したり、人前でしないようなことをしてしまうだろう。そんな、「男が隠れてしがちなこと」を集めた一見オモシロ動画が話題になっているのだが、 実は自殺予防のメッセージが込められた意義あるCMだったのである。
日本は、世界的に見ても自殺率が高い国のひとつであることから、警鐘を鳴らす意味でもこちらのCMを紹介したいと思う。
・一見オモシロ動画風に見えるのだが……
英慈善団体「Childline:チャイルドライン」が制作したCMは、「Things Guys Don’t Talk About:男が語らないこと」というタイトルが付けられている。まず動画では、10代だと思われる青年が鏡の前でヒゲを剃っていて、おもむろにパンツの中に電動ヒゲ剃りを突っ込み、ついでにアソコの毛も処理するというコメディチックなノリでスタート。
続けて、洗濯カゴに入ったパンツをクンクン嗅いだかと思ったら、消臭剤をスプレーして「よしっ!」と笑顔に。大きな声では語らないけど、男が隠れてしがちなことを集めたオモシロ動画なのかな~と思ってしまう作りである。
・男性は女性よりも自殺願望について相談する人が少ない
ところが、中盤に差し掛かる頃にCMのトーンが急変。湯船に顔ごと体を沈めたり鏡に向かって「黙れ!」と叫び続けたり、青年の行動がおかしくなっていくのだ。そして、友人とのメールのやり取りで、塞ぎ込んだ気持ちを相談しようとするが打ったメールを消してしまうのである。
ついに青年は、ネットで「自殺願望」という言葉を検索し始め、かなり精神的に落ち込んでいる様子……。なんでもチャイルドラインの調べによると、10代の青年は少女に比べると、6倍近くも自殺願望について相談する割合が低いのだという。
・悩んでいたら助けを求めて!
ここで、「男が語らないこと」というCMのタイトルにつながる訳だが、誰かに助けを求めれば自殺を思い留まり、心の問題を解決することも可能だ。
そして、CMの後半は青年がチャイルドラインのウェブサイトにたどり着き、「自殺願望を抱えていたら、その気持ちは打ち明けにくいものです。我々に相談してください」との言葉で締めくくられている。
家族や友達は近い存在だけに、かえって自殺願望について相談しにくいものだろう。手遅れになる前に適切な団体や機関に問い合わせ、自分が抱えている気持ちを打ち明けてほしいと思う。
参照元:YouTube、netimperative(英語)
執筆:Nekolas
Source: ロケットニュース24
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。