【第7回】グルメライター格付けチェック『カニ缶』編 ！「伊勢丹の高級カニ缶」vs「100円の庶民派カニ缶」

信じるものに裏切られたとき、人は絶望の淵に追い込まれる。それが身近な存在であればあるほどショックは大きく、ましてや「自分の舌」だった場合、そのダメージは言葉を失うほど大きい。過去の「グルメライター格付けチェック」で不正解だった者は、全員が全員 無口になった……。

それはさておき、好評につき早くも第7回を迎えたこの企画、今回は『カニ缶』編をお届けしたい。己の舌だけを頼りに実施される味覚テストで、勝ち抜くのは果たして誰なのか？　惨敗続きのメンバーの巻き返しはあるのか？　以下をご覧あれ。

・高い方を当てる

まずは簡単にルールを説明しよう。ライター達が見分けるのは、あくまで「高い / 安い」であり「ウマい / まずい」ではない。目隠しした状態で1度だけ試食し、高い方を当てるというシンプルなルールである。先述のように不正解だとマジで凹む企画、それが「グルメライター格付けチェック」だ。

今回用意した高級食材は、セレブ御用達の百貨店・伊勢丹のカニ缶、お値段は税込2700円である。やわらかで甘いタラバガニの一番脚肉を使用した缶詰で「素材の味や香りを大切に仕上げたカニ缶」とのこと。普段はなかなか庶民の口に入らない高級品だ。

もう一方は、100円ショップで購入したカニ缶で、お値段はもちろん税込108円である。重量を考慮すると、過去最高となるおよそ15倍の価格差がある両者だが、果たしてメンバーたちにはその差が見極められるのだろうか？

さあ、そしていよいよ格付けチェック開始！　今回は7名が参加し、2種類のカニ缶を食べ比べた。結果として、過去最短時間で終了した味覚テストの結果は以下の通りである！

・P.K.サンジュン（通算成績4勝2敗）の答え：B

「全然違う！　これは間違えようがない。今までで一番簡単。甘みも肉の詰まり方も異次元すぎるでしょ。間違えたら舌を引っこ抜くレベルで自信がある。絶対にB」

・中澤星児（通算成績3勝3敗）の答え：B

「これはB。いくらなんでもAはない。風味も味も全く違う。Bが伊勢丹です」

・和才雄一郎（通算成績3勝3敗）の答え：B

「これはBでしょ（笑）。Aは生臭いし化学調味料の味がした。万が一Aが伊勢丹だったら放火も考えますよ。なんなら伊勢丹で全裸になりますよ。絶対にBが伊勢丹です」

・GO羽鳥（通算成績3勝3敗）の答え：B

「ちょっと待って……全然違うんだけど、全然違うんだけどー。うーん、Aは生臭い。Bはとても美味しい。そもそも繊維の太さが全然違う。ただBはウマすぎてカニカマっぽい気もするんだよなー。でもどう考えてもBが伊勢丹でしょう」

・Yoshio（通算成績1勝2敗）の答え：B

「正解はBです。食感も弾力も旨味も全然違う。Aがまずいわけではないが、Bとは比べ物にはならない。段違いでBです」

・佐藤（通算成績2勝4敗）の答え：A

「なんか怖いわ。本当に怖いわ。Aはカニの身が繊細でBは口当たりがゴソゴソした。うわー怖いわー。でもAだわー」

・りょう（通算成績1勝4敗）の答え：B

「フフフ。旨味や食感、風味。全てにおいてBが上回ってますね。Aは蟹肉がパサついてました。ファイナルアンサーでBです」

個人的には過去最高にチョロい問題だと感じたが、なんとAが1人、Bが6人と答えが割れてしまった……。ウソ……だろ？　1人だけAを選択したのは佐藤だが「かまぼこ編」では、全く同じ状況で1人勝ちしている。こ、これは……？　さあ、果たして伊勢丹のカニ缶はどちらなのか!?

AなのかBなのか!!!!!

どちらが高級カニ缶なのか!!!!!!!!!!!

正解は……!!!!!!!!

B!!!!　Bが伊勢丹!!!!!!!!!!　はい、いただきました！　これはもう間違えようがない、先述の通り過去最高に簡単!!　というか、簡単すぎて正解してもそこまで嬉しくない！　この問題で間違えた佐藤はどうかしてるぜ!!

というわけで、今回は6人が見事に正解となった。なお、超難問だった「ようかん編」と比べると、かかった時間は1 / 3ほどだったことも記述しておこう。惨敗から何とか持ちこたえたロケットニュース24のグルメライターたち。第8回も近日公開予定だ！

Report：P.K.サンジュン
Photo：Rocketnews24.
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Source: ロケットニュース24