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あなたは幽霊を信じますか? 全国各地に存在する数多くの心霊スポット、まことしやかに語り継がれる幽霊の目撃談や奇妙な事故の数々……そんな激ヤバ心霊スポットに潜入リポートするのがこの企画「心霊スポット検証」である。
今回は、恐ろしい女性の幽霊が出ると噂の東京・葛飾区「水元公園」に行ってみることに。はたして霊は本当に存在するのか? だが、そこで私(りょう)を待っていたのは想像を絶する出来事だった。
・電話ボックスに出る幽霊
水元公園は、JR金町駅からバス(戸ヶ崎操車場または西水元三丁目行き)で約7分ほど行った場所にある。昔から心霊現象の目撃例が絶えず、中でも公園の電話ボックスには女性の幽霊が現れるとの噂だ。
実際、私(りょう)は葛飾区の出身で、その電話ボックスの怪談は知っていた。地元の人なら、誰もが一度は耳にしたことがあるのではなかろうか。そんな都市伝説のせいか、夜は一切人が近寄らないこの公園。そこで、汚名をすすぐため確かめに行くことにした。結論を言うと、行くべきではなかったのだが……。
・コンビニで聞き込み
冷たい風が吹きつける中、自宅から自転車に乗って水元公園を目指す。川を越え、夜12時半を過ぎているとはいえ、交通量の多い通りを抜けて、目的地近くのコンビニに到着。そこで、50代くらいの女性店員に電話ボックスについての噂を聞くと、ある衝撃の言葉が返ってきた。
「あ~有名な話よね。私は見たことないけど、友達が女の幽霊を見たって言ってたわよ」
マジかよ!? 目撃例があるのなら噂は本当か。ならば、絶対に正体を明らかにせねばなるまい。高鳴る胸を抑えて、水元公園への道を急ぐ。
・何かが起こる
そして、ついに水元公園にたどり着いた。木がうっそうとしていて街灯が少なく、今にも何かが出てきそうな不気味な雰囲気だ。次第に不安と緊張感が高まってくる……。
電話ボックスはどこだ。園内を散策してみても、公衆トイレや自動販売機があるのみで、他には何も見当たらない。きっと昼間は多くの人々で賑わうのだろうが、目の前に広がるのはうす暗く誰もいない世界だ。静寂がさらなる恐怖心をあおる。
いくら歩いても電話ボックスは見つからない。寒さと恐怖で、今にも心が折れそうだ。帰りたい……。しかし、もう1人の自分が幽霊の正体を確認しようと足を動かす。すでに深夜2時。幽霊と最も遭遇しやすいと言われる丑三つ時の時間帯になった。何かが起こる……そんな確信めいた感覚が全身をかけ抜ける。
・ついに発見
好奇心を胸に、さらに先に進んでいくと開けた広場に出た。
ここにも人影はない。いや、むしろ深夜に1人でウロウロする私の方が不自然と言える。変質者と間違われても仕方がないだろう。なんとなく、周りを見渡してみると、そこには……
ぼんやりした光に照らし出された電話ボックスがポツリ……。ア、アレだ! ついに電話ボックスを発見した!! それにしても不気味すぎるだろ。
ここに女性の幽霊が現れるのだろうか。今のところ、その姿は確認できない。思いきって中に入ってみよう……そう思う気持ちとは裏腹に、体が扉を開けるのを拒む。入るべきか、それともこのまま帰るべきか。全身から冷汗が吹き出すが、恐怖を振り切って電話ボックス内に踏み込む。もう吹っ切れた! 幽霊よ! いるなら俺の前に姿を現してみろ!!
……だが、なにも起こらない。ボックス内に変わった様子はないが、めっきり少なくなった緑色の公衆電話が、どこか懐かしい気持ちにさせる。久しぶりに使用してみるか。お金を入れて、妻に電話をかけたところ……想像を絶する恐怖体験が待ち受けていた!!
トゥルルルル、トゥルルルル、トゥルルルル……ガチャ!
「テメー何時だと思ってんだよ。ってか、何で公衆電話なんだ? まさかスマホ失くしたんじゃねーだろうな? あんまナメてると殺すよ? いや、もう殺す。絶対、絶対、絶対ぶっ殺す。死んでもイタぶってやるから覚悟しな」
死刑宣告されてしまった……。ヒィィイイイーーーーッ!!
女性の幽霊には遭遇しなかったものの、それ以上の恐怖と絶望を味わう結果になってしまった。夜の心霊スポット検証は十分に注意が必要と思い知らされた次第である……。
ちなみに、心霊スポットとして水元公園を評価するなら、ドキドキ感は5段階評価で星3つといったところ。人の気配が皆無なので、確かな恐怖を与えてくれるだろう。しかしながら、昼間は豊かな自然に触れられる癒しスポットなので、興味のある人はぜひとも足を運んでほしい。
Report:心霊スポット評論家・りょう
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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