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今から半年以上前の2016年5月14日、映画『変態仮面 アブノーマル・クライシス』が公開された。主演の狂介役を鈴木亮平さん、ヒロインの愛子役を清水富美加さんが演じた話題作だったから、ご記憶の方も多いことだろう。
私(P.K.サンジュン)は映画公開を記念し開発されたラーメン「二丁目つけめんGACHI(ガチ)」の『変態仮麺』を食べようと、変態仮面のコスプレで同店を訪れたのだが……実はその後、危うく警察に逮捕されかけていたのである。
・半年前のエピソード
まず断っておくとこの話は長い。メチャメチャ長い。というのも、交番で叱られていた時間は1時間ほどであったが、その途中途中で “いくつものミラクル” が発生したからだ。
半年以上の時間を置いたのは、多少なりともお巡りさんの手を煩わせた反省の意味を込めたものであり、私自身 心の底から反省している。また、第2の変態仮面が出現しないための注意喚起的な意味合いもあるので、どうか変態仮面のコスプレをしようとしている人は思いとどまって欲しい。
まず、順を追って説明すると、舞台は「二丁目つけめんGACHI(ガチ)」の『変態仮麺』を食べようとしたものの売切れていた翌日の話である。前日のリベンジをしようと変態仮面のコスプレをしていた私は、記事にさらなるインパクトを与えたいと “2人変態仮面” を思いついたのだ。
指名したのは前日カメラマンを務めていたYoshio。彼は嫌がっていたが何とか説得し、めでたく “2人変態仮面” が誕生したのである。あとは2人でGACHIへ足を運び『変態仮麺』を食べれば、無事にミッションは終了……のハズであった。
ところが、人生とは恐ろしい。ほんの少しタイミングがズレただけで、思わぬ事態に陥ることがある。この話でいえば、満を持して出かけたGACHIが定休日だったことが全ての始まりだった……。GACHIは編集部から徒歩圏内にあるため、普段なら行うハズのリサーチを怠っていたのだ。
営業していないラーメン屋の前で立ち尽くす2人の変態仮面……このまま帰ったら、このネタはボツである。──着替えに費やした時間がもったいない。そう考えた私は、すぐさまYoshioに別ネタの提案をした。それは「変態仮面のコスプレはお巡りさん的にOKなのか聞いてみよう」というものである。
似たようなネタは過去に何度か試しており「T.M.レボリューション」も「ラップで作ったスカート」もお巡りさん的にはOKであった。そして今回も絶対に大丈夫だという確信が私にはあった……なぜならば、大切なところはガムテープで完璧に隠されていたからだ。
基本的に変態仮面のコスプレは、マンキニを着てパンツを被れば終了である。ただし私の場合、完成まで15分ほど時間がかかる。そう、大切なところをガムテープでがっちりガードするためだ。1本の毛すら見えないほどの完璧ガード……少なくとも「公然わいせつ罪」には当たらないという確信があった。
「えー、マジでー!」と露骨に嫌がるYoshio。交番へ向かう途中にあった洋服店を通る際「なんか服を買って行こうよ」と言っていたが、私は「腰抜けが!」と一喝し、聞く耳を持たなかった。やがて2人の変態仮面がたどり着いたのは、交番まで残り50メートルほどのところ。
40メートル……30メートル……25メートル。そして残り20メートルに差し掛かったところだろうか、2人のお巡りさんがひょっこりと交番前に姿を現した! バチッと目が合う2人の変態仮面と2人のお巡りさん!! 私は瞬間的に敬礼のポーズをしYoshioもそれに続いたッ!! きっとお巡りさんたちも笑ってくれるハズ!!!!! ところが……。
「ちょっとこっち来ォォォォオオオオオオイ!!」
お巡りさんには1ミリの笑顔もない……どころか激怒しているではないか。ヤバい……非常にヤバい。手招きではなく “腕招き” の方がピッタリくるオーバーアクションで、2人の変態仮面を交番に呼び込んでいる。その動きは、まるで超大型のショベルカーだ……マジかよ。
震える足で足を踏み入れた交番……お巡りさんという職業は関係なく、私はこのとき久々に大人がキレている顔を見た。……ヤバい、どんなにポジティブに考えても、この状況は非常事態以外の何物でもない。そしてミラクルが連発する取り調べが、(http://wp.me/p25BsW-3yTq)いよいよ始まったのである……。
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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