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まず断っておこう。この記事は批判覚悟で執筆する。「納豆が大好き!」という人は気分を害する可能性が高いので、今すぐ引き返した方がいい。納豆嫌い歴40年弱、どちらかというと好き嫌いが多い私(P.K.サンジュン)が、中でも断トツで嫌いな食べ物、それが納豆だ。
今回執筆するのは、私がかねてから抱いていた「納豆大好き人間たちの深層心理」についてである。もちろん個人の思い込みの域を出ないが、私は意外とこの説が正しいのではないかと考えている。
・納豆だけが猛プッシュされる
以前の記事でもお伝えしたが、納豆大好き人間たちの “納豆押しつけ猛プッシュ” はエゲツない。ひとたび私の納豆嫌いが判明すると、とんでもない勢いでチームを組み、あらゆる角度から納豆の素晴らしさや美味しさを解説してくれる(勝手にしてくる)。
例えばこれが、ハンバーグならどうだろう? そこまで押しつけがましく猛プッシュしてくるだろうか? おそらく「あ、そうなんだ」「美味しいのにね」程度で済むハズである。あらゆる食材の中で納豆……納豆だけが恐ろしいほどに猛プッシュされるのだ。
なぜ納豆だけが猛プッシュされるのか? 以前から私はそう思っていた。そして導き出した答えが「納豆大好き人間たちは、心のどこかでやましさを感じているのではないか?」という説である。ちょっと意味がわからないという人にも順を追って説明したい。
・なぜ納豆だけが猛プッシュされるのか?
まず、納豆大好き人間たちは本気で「納豆は美味しい」と思っているのだろう。そう感じること自体は否定しない。ただ、意識しているかどうかは別にして、心のどこかにわずかでも「納豆を美味しいと感じている自分……大丈夫か?」と思っていないだろうか?
納豆大好き人間たちはいつも、納豆が「栄養満点」で「美味」で、しかも「安い」と声を揃える。まるで納豆が “完璧な食材” と言わんばかりの言い草だ。過去に私も数え切れないほどこのトークを聞かされてきたが、私はいつもこう言い返す……。「なんでそんなに素晴らしい料理が世界に広まっていないのか?」と。
・世界に広まっていない納豆
羊の胃袋に乳を入れて発酵した「チーズ」が、木桶に入れた牛乳が発酵した「ヨーグルト」が世界中に広まっているのに、なぜワラで大豆を包んで発酵した納豆が世界に広まっていないのか? 海外に行けば、寿司ショップやラーメン店が数えきれないほど存在するのに……なぜ納豆は世界に広がっていないのか?
まず考えられるのは「ニオイ」や「クセ」であるが、これは認められない。数年前からニオイ控えめを大々的にアピってる納豆は存在するし、チーズやヨーグルトだってニオイやクセがある。インターネットを通じ、情報が一瞬で拡散するこのグローバル時代、納豆がそんなにも “完璧な食材” であるならば、世界中に広がっていない方がおかしい。
納豆大好き人間たちは、納豆を心底愛している反面、情報として「納豆嫌いな人も多い」と知っているハズだ。自分はこんなに美味しいと感じるのに「納豆嫌いが存在する」そして「世界に広まっていない」という現実。だからこそ、ムキになって納豆を薦めて来るのではなかろうか?
その根底にあるのは、納豆を美味しく感じる「自分への疑問」さらに美味しいと感じてしまう自分に「やましさを感じている」のではないかと私は考えている。もちろんこの説は単なる推測に過ぎない。……が、私が「納豆が苦手」と明かしただけなのに、必死の形相で納豆を猛プッシュする人たちを見ると、そう思わずにいられない。
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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