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これからご紹介するのは、米ディズニー・ワールドで、25年間以上働いていたという男性。パーク内のアトラクション『ザ・グレート・ムービー・ライド』からグッズ販売員、ゲストサービス、ツアーガイドを経て、1996年から「グーフィー」などのキャラクターを担当してきたそうだ。
今回彼は海外サイト『Reddit』にユーザーネーム “Ihaveanotheridentity”として降臨し、ディズニー・ワールドで働いていた過去を証拠写真とともに公開。広く質問を受け付けた! これからその Q&Aを51選でお伝えするが、ディズニーの魔法を解かれたくない人は読まないほうがいいかもしれないぞ!!
Q1:そもそもグーフィーって何者なんですか?
A1:擬人化された犬だよ。うん、この質問は何度もされたな。
Q2:お給料はたくさん貰えましたか?
A2:うーん、僕は25年間勤めていたけれど、時給15ドルにしかならなかったな。
Q3:パーク内で遺灰をまく人がいると聞いたけど、本当?
A3:よくいるよ。暗くなる乗り物なんかではとくにね。ただのチリだと思われているうちは良いけど、遺灰だと分かれば防護服に身を包んだスタッフが出動することになる。
Q4:暑い日に着ぐるみを着ても大丈夫なんですか?
A4:一言で言えば、慣れ。最初の1カ月はマジで地獄(特に初めてのパレードは最悪)だったけど、数カ月後には慣れるもの。数年経てば、自分がキャラクターの中に入ることすら忘れるよ。
Q5:着ぐるみの中に冷却装置とか入っていないんですか?
A5:ほとんどの場合、入っていない。パレードする『美女と野獣』の野獣なんか扇風機が付いているのもあるけど、ほとんどが何も付いてなくて汗だく状態。慣れるまでに、僕も2度ほど気を失ったことがある。
Q6:独自の熱さ対策などはしていましたか?
A6:キャラクターの種類によっては、すき間に濡れタオルなんかを詰めることもできた。でも15分もすれば、濡れた温いタオルを背負って歩くことになるだけ。消耗しないように動きを小さくする人もいたけど、僕はそれは絶対にできなかった。
Q7:着ぐるみはどれくらいの頻度で洗うんですか?
A7:昔は違っていたけれど、今では脱ぐたびに洗われているよ。頭の中を綺麗にして、空気を入れ替えるんだ。
Q8:舞台裏で目撃した、もっとも変なことは?
A8:何日でも話し続けられるほど、色々と目撃したよ。でも特に変だったのは、スペシャルイベントのために16人のミッキーが集まったときかな。
Q9:ディズニーで働いている人はみんな “ディズニーラブ” なんですか?
A9:他の職場と同じで、人による。僕も色々な感情を抱いてきたよ。最初は夢中だったけど、数年経てば運営側に対して苦々しい気持ちになることもあった。お客さんと触れ合う仕事は大好きだったけど、舞台裏のストレスに悩まされたよ。最後の10年は落ち着いていたけど。
Q10:お客さんの前で、キャラクターの頭や手袋なんかが取れちゃったアクシデントはありましたか?
A10:動画で見たんだけど、『Mr.インクレディブル』のヘレンの頭が飛ばされてしまったことがあったな。そんな事故は起こるものなんだ。状況に応じて、付き添い役が取り繕うはず。
Q11:パーク内で同じキャラクターが鉢合わせしたら、スタッフの誰かがクビになるという噂を聞きました。これって本当?
A11:状況によるかな。僕も何度か、お客さんの前で “他のグーフィー” と鉢合わせしてしまったことがある。でも、それはただの事故だ。ワザと鉢合わせするように仕掛ければ、クビにされかねないけどね。
Q12:お客さんから頼まれて嫌なことは?
A12:「写真のために、生まれたての赤ちゃんを抱っこしてほしい」というお願いは最悪。グーフィーなんかのキャラクターは視界は悪いし、大きな手袋もつけている。生まれたての赤ちゃんを、そんなキャラクターに託そうとするなんて信じられないよ。
Q13:子供から聞かれた最も変な質問は?
A13:“ハートの女王” に扮していたとき、ある子供から「あなたのムスコはどこにあるの?」と聞かれたこと。
Q14:パーク内での心霊体験は?
A14:僕はオカルト的なことを信じていないからなあ。頭を外した状態で歩き回るミッキーを目撃したことはあるけどね。
Q15:ディズニー・ワールド働いていたときの、最も心に残っている思い出は?
A15:感動したことも、大笑いしたことも、恐かったこともあって1つに絞ることはできない。強いて言えば、ディズニー・ワールドに招待された難病の子供との出会いかな。首に筋肉がない難病を抱えた少年と、その母親が僕のところにやって来た。その子の願いは「グーフィーに抱っこされること」だったんだ。そう、ただ抱っこされるだけ。
その理由について、母親が「生まれつきの “問題” が原因で、誰も彼に触ろうとしないから」だと説明してくれた。床の上に座った僕の上に、ソッと少年が寝かせられた。僕は彼を抱えてユラユラ揺れていたんだけど、永遠にそうしている気がした。僕はキャラクターの中にいることも忘れて、ただ涙を流し続けていた。彼は特別な子供だった。
──「ファンとの最低&最高の思い出」など、さらなる質疑応答は次ページ(その2)(http://wp.me/p25BsW-3whJ)へ GO!
Source: ロケットニュース24
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