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1986年4月26日、ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所がメルトダウン。人類史上最悪と言われる原発事故を引き起こした。30年経った今でもその爪痕は残っており、爆発した4号機は「石棺」と呼ばれるコンクリートなどの建造物で覆われてきた。
しかし、石棺が老朽化。放射性物質が漏れる恐れがあるため、新たなシェルターで覆う計画が進行していた。そして2016年11月29日、長年かけて準備された計画が完了した。それに伴い、設置するまでの映像が公開されている。
・シェルターを移動させて設置
今でもなお、事故の影響で近づくことが困難な4号機。そのため補修するのではなく、さらに大きなアーチ型のシェルターで覆うことになった。シェルターは近くで組み立てられ、所定の位置まで滑らせる方式がとられた。
・巨大シェルターで密封
動画では、その一部始終を確認可能。高さ108メートル、幅257メートル、奥行き162メートルの巨大シェルターは寸分の狂いもなく、4号機を覆っていくと、無事に移動を完了した。ちなみに今回設置されたシェルターは100年間に渡り、放射性物質の飛散を防げるとのこと。
・安全に解体される日はくるのか
シェルターに覆われて見えなくなった4号機だが、放射能が消えた訳ではないことを忘れてはいけない。日本でも福島の原発事故から、もうすぐ6年が経とうとしている。はたして安全に解体される日はやってくるのだろうか。
Source: ロケットニュース24
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