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元プロレスラーで全日本プロレスやノアで活躍した永源遥(えいげん はるか)さんが2016年11月28日、死去した。70歳だった。プロレスラーとして強さではなく、楽しさを教えてくれた永源さん。代名詞ともいえる “ツバ攻撃” は、プロレスファンの記憶にいつもでも残ることだろう。
・ツバ攻撃の永源
元々は相撲部屋に所属していた永源さん。1966年にラッシャー木村に誘われ東京プロレスに入門。同年10月デビューを果たした。その後、日本・新日本・ジャパン・全日本・ノアと6団体を渡り歩いたが、いわゆるスター選手というわけではなかった。
永源さんが一躍有名になったのは、全日本プロレス時代に結成した「悪役商会」時代である。ジャイアント馬場やラッシャー木村らとの戦いで永源さんがチョップを喰らい、その勢いで客席にツバが飛ぶ “ツバ攻撃” が永源さんのキャラを確立した。
プロレスラーといえば強さの象徴的なイメージが強いが、永源さんはプロレスの楽しさを伝える役割りを担っていたと言っていいだろう。その通り、全日本やノア時代、永源さんはある意味で前座の主役であった。
・コネクション作りの達人
あまり知られていないが政治力があることも一部ファンには有名で、政治家やスポンサーとのコネクション作りの達人とも噂された永源さん。自身の結婚式仲人を務めたのは同郷の政治家・森喜朗氏で、アントニオ猪木が政界進出をする際には、コネクションをフルに発揮したという。
そんな一面を持ちながらも、リングでは常に楽しいファイトを繰り広げていた永源さん。ご紹介する動画にはしっかりとツバ攻撃が収められているから、芸術的なツバの飛翔をご堪能いただきたい。永源さんのご冥福をお祈りいたします。
参照元:YouTube 、 日刊スポーツ
執筆:P.K.サンジュン
Source: ロケットニュース24
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