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若者を中心に「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」が話題になっている。
中略
このため、結局みんなが「リタイアしたら○○をやりながら悠々自適の生活をしたい」という夢を見ることになる。しかし、それも思い通りにはいかない。たとえば、釣りが趣味だった大手重工メーカーの社長は引退後、郷里の漁師町に戻り、憧れていた「毎日釣りをする生活」をしていたが、すぐにやめてしまった。素人が釣った魚は売ることができないから自分と奥さんで食べるしかなく、釣れば釣るほど持て余して虚しくなったからである。
また、カメラが趣味だった副社長の場合、現役時代は海外に行くたびに名所旧跡の写真を撮り、作品を自宅に呼び集めた部下たちに披露していた。しかし、引退したら誰も来なくなったので張り合いがなくなり、カメラはお蔵入りとなった。
もう一人の副社長も同様のパターンだった。リタイア後のゴルフ三昧を楽しみにしていたが、毎日のようにゴルフをしていると、一緒に回るメンバーも代わり映えがしないから飽きてしまい、たまにしか行かなくなったのである。
要するに「悠々自適」は退屈と背中合わせであり、趣味や遊びは「リタイアしたら」ではなく、現役時代からパラレルでやるべきなのだ。やりたいと思ったことを、やりたいと思ったタイミングで始め、その中から自分が打ち込めるものを見つけて長く続ける──それが人生をエンジョイする秘訣なのである。
以下ソース
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1f2a6eeb7345ad64e4990de9fdc398aee1fca48
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Source: IT速報
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