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ひと昔前は、ソムリエと言えばワイン専門の給仕人を意味したが、最近では、野菜ソムリエや日本酒ソムリエ、果ては星ソムリエなんて仕事まで存在するのである。
それならば、大麻に詳しい人にも肩書きをあげようじゃないかと、‟大麻ソムリエ” なる職業が登場! 「大麻ソムリエとは何ぞや!?」と思ってしまいそうだが、仕事の内容は、ワイン・ソムリエとそれ程変わらないらしいぞ!!
・「大麻ソムリエ」なる謎の職業が存在するらしい
嗜好用大麻が合法化された米コロラド州では、デンバーにある「Trichome Institute:トライコム・インスティチュート」というスクールで、大麻ソムリエになるための勉強が出来るという。
大麻ソムリエは、大麻の乾燥した雌蘂(しずい)であるカンナビスの質を見抜き、クオリティの高い品を選定して提供する仕事である。言ってみれば、やることはワインのソムリエとそう変わらない。
・食事&ワインに大麻を加えた新感覚のコースを提供!!
そして、同校でコースを終了し、米国における大麻ソムリエの第一人者となったフィリップ・ウルフさんが、「Cultivating Spirits:カルティベイティング・スピリッツ」という、大麻ツアーを企画する会社を立ち上げた。
同社のツアーでは、3コースの食事&ワインに3種類の大麻を加えたディナーを提供しており、味覚以外の刺激を大麻で与えることを目的としている。高級食材をふんだんに使った料理と、味わいあるワインに舌鼓を打った後に大麻でハイになってしまおうとは、なんとも奇想天外な発想である。
きっとフィリップさんは、ハッパで思考がトンでいる時に、この大麻コースディナーを思いついたに違いない。
・食材とワインに合った大麻をじっくりと吟味!
大麻ソムリエは、シェフとワイン・ソムリエと打ち合わせをしながら、食材とワインに合った大麻をじっくりと吟味するとのこと。「魚には白ワインで肉には赤ワイン」が常識となっているが、魚料理にはイマイチな大麻があったり、肉にドンピシャが種類があったりするのか興味深々である。
ちなみに、大麻ディナーコースのお値段は1人225ドル(約2万3000円)で、材料の新鮮さにこだわっているため、全てのコースのメニューは当日2日前になるまで決めないそうだ。
大麻ビジネスで沸くコロラド州では、マリファナを使った新しいアイディアや商品などが続々と登場しているが、フルコースディナーに大麻を組み込んでしまうとは、かなりブッ飛んでいるとしか言いようがない。お次は嗜好用大麻合法州から、一体どんな物が飛び出して来るのか楽しみである。
参照元:Facebook @Cultivating Spirits、indy100、Trichome Institute、Cultivating Spirits(英語)
執筆:Nekolas
Source: ロケットニュース24
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