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日本一。どんな分野であれ、なれるものならなってみたいものだ。世の中には様々な日本一を目指す人たちがいるが、なぜか「ウザさ日本一」を目指す飲食店があるという。即座に、いや「ウマさ日本一」を目指してくれよ、と思ってしまった私(あひるねこ)を誰が責められよう。
東京・荻窪にある『牛タン工房 鎌倉ハム』が目指すのは、正確には「いちいちウザいサービス日本一」。ウザさへの熱いこだわりを感じるな。そこで、どのくらいウザいのか実際に体験しに行ってみたぞ。以下、ウザさについてのネタバレがあるので、各自注意して読んでいただきたい。
・何屋なのか
JR荻窪駅南口を出てすぐの場所に、新しくオープンした『牛タン工房 鎌倉ハム』。牛タン屋なのかハム屋なのかよくわからないため、記事を書く側としては少々ウザい。1ポイント! しかし、どんなウザい出迎えをされるのかと思いきや、割とあっさり入店してしまった。
・先制攻撃
ミスった、意外と普通の店だったか? 心のどこかでウザさを求める自分に気付きハッとしつつ、席に着く。最初におしぼりを出されたのだが……何だこの形は。すると、「ウチのおしぼり、あひるなんですよwww」という店員さんからの軽いジャブが。くっ、うぜー。3ポインツ!
・謎のゲームタイム
ジャブの勢いをそのままに、今度はなぜかサイコロを2つ振らされる。ザワ……。カイジの地下チンチロを思い出すではないか。負ければ死ぬまで強制労働とか、ウザいってレベルじゃねえぞ。帝愛グループの奴隷なんてまっぴらだ! いっけええええ、出ろ456(シゴロ)!!
ど、どうだ? するとどういうわけか、店員さんが大きなボンレスハムを目の前で切り分けてくれた。どうやらサイコロの出目によってもらえる個数が変わるらしい。そう、これはお通しだったのだ。なんと斬新な。まあ別にウザくはないけど……なんとなく10ポインツ!
・めちゃウマな牛タン&ハム
ウザさとは関係なく、このお通しは実に良い。これは料理も期待出来そうだ。さっそく店名にもある牛タンと鎌倉ハムを注文。『鎌倉ハム食べ比べ(税抜899円)』は、半分を目の前で超ワイルドに炙ってくれるのだ。風味の違いを味わえる逸品。ほほう、ノーウザ(ウザくない)である。
続いて登場した『厚切り牛タン焼き(税抜699円)』。イイ~焼き具合だ。ブ厚い牛タンはとても柔らかくめちゃウマ! これは頼まない理由がないだろう。こちらも文句なしのノーウザ。なんだ、ウザいのはもう打ち止めか? なら後は食べるだけだぞ~。
・壮大なフェイント
ここで『ダンシングシーザーサラダ(税抜599円)』という気になるメニューを発見。おいおい、踊っちゃうのかぁ? 大量得点の予感大だ。注文してしばらくすると、店員さんがワゴンを押して席まで来て、大きなボウルの中にサラダを作り出した。次の瞬間、完成したサラダを……。
なんとテーブルに直に広げ出したのだ! 何さらしとんじゃワレ! でも安心してください、下にフィルムを敷いていますよ。実はこれ、カニやエビをテーブルに広げて食べる料理「ダンシングクラブ」のサラダ版なのである。だから別に踊らない。踊らんのかい! 30ポインツ!!
・今日一のウザさ襲来
たしかにウザいけど、いろいろ楽しいお店ではある。と思ったのも束の間、最後にド級のウザい仕掛けが待っていた。ネタバレ注意で頼む。海鮮も食べたくなって『魚介の散らかし(税抜999円)』を頼んだ私。すると、それはそれは豪華な刺し盛りがやって来た。
マグロ、エビ、イカ、サーモン。あれ!? ウニまであるじゃないか! 4種でも十分いい感じなのに、この値段でウニとかスゴい。テンションが上がる……おや?
おや?
なんだろう、このウニ……。まさか。
固い。
悲報、ウニは飾り。繰り返す、ウニは飾りである。なんという鬼畜トラップ。ウザすぎる。これが……これが人間のすることかよォォォオオオ! ウニィィィィイイ!! このプラスチックな佇まい、まさに外道。とんでもない仕打ちにより1000ポインツを進呈する。めっちゃ笑ったけど。
・ウザさ日本一
書きたいことは尽きないが、今回はここまでにしておこう。さすが「いちいちウザいサービス日本一」を目指すだけのことはあるな。でもどの料理も美味しく、何よりとても楽しい。誰もが笑顔になってしまうような素敵なお店だったぞ。まあウザいのは間違いないのだが。ウニ……。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 牛タン工房 鎌倉ハム
住所 東京都杉並区荻窪5-27-9タイガープラザ2 3F
時間 17:00~3:00
休日 なし
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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