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SNSは便利でありながら、「実は面倒な事も多い」と多々問題が報告されている。内緒にしておきたかったことを友達の投稿に書かれてしまったり、あまり写りが良くない写真をアップされたりなど、本人の承諾を得ていないと何かとトラブルが生じるようだ。
そんななか、年頃真っ盛りの18歳の娘が、「恥ずかしい写真をFacebookに投稿された!」と激高し、自分の両親を訴える珍事が勃発していたというのだ!!
・「恥ずかしい写真をFacebookに投稿された」と娘が両親を訴える!!
ヨーロッパはオーストリアのケルンテン州に住む18歳の匿名女性が、過去7年間に両親が承諾なしに、「自分の恥ずかしい写真をFacebookに投稿し続けた」として訴えを起こした。
本件を担当している弁護士によると、彼女の両親は7年にわたり、500枚もの娘の写真をFacebookに投稿し、設定を ‟公開” にしているのだという。なかには、エミリーさんがオムツを替えられている写真や、おまるでトイレトレーニングをしている、赤ちゃん時代の写真も含まれているのだとか。
・写真を削除するよう説得してもムダだった!
両親にしてみたら単に良い想い出だったり、可愛いと思った写真をSNSに載せただけでも、多感な年頃の娘にしてみたら、あまり友達や好きな人には見られたくない写真かもしれない。
彼女は、両親に写真を削除するよう何度も説得を試みたが、全く受け入れてもらえず、最後の手段とばかりに訴えを起こす強硬手段に出たのである。彼女は、「両親に真面目に受け止めてもらえずに、ウンザリしている」とコメントしている。
・訴訟に勝てる可能性はアリ!?
彼女の父親は、写真を撮影して画像を所有しているのは自分で、それを公表するのは自分の権利であると主張。だが娘の弁護士は、「個人の生活を守る権利が侵害されたことを証明できれば、訴訟に勝てる可能性はある」と語り、裁判の開始は2016年の11月を予定しているそうだ。
「便利だけど面倒なSNS」を、象徴するようなエピソードではないだろうか。本人が嫌がって削除するように懇願しているのであれば、せめて公開するのはやめて、自分だけ投稿を見られるよう設定を変えるなどの配慮は欲しいところだ。
参照元:Mashable、METRO(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.
Source: ロケットニュース24
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