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2016年9月17日、米ニューヨークで爆破事件が起こった。29人が怪我をしたこの事件で、ニューヨークは騒然となり、警察が街中に立ち警戒態勢が続いたと伝えられている。
そんなニューヨークで、あるスターバックスの店員がとった行為が注目を集めているそうだ。店員は、パトロールを行う警察官たちに大量のスタバの製品を差し入れたというのである。動画と共にお伝えしたい。
・勤務中の警察官たちに差し入れをするスタバ店員
海外メディア『KnightNews.com』の Facebook 上で公開されたこの動画。1人のスタバ店員がコーヒーを警察官に手渡すシーンから始まる。
最初、彼が手渡すのは2人分の飲み物だけなのだが、その後、彼はコーヒーやケーキなどが入った大きな紙袋をいくつも取り出しては警察官に渡していく。
「もっとたくさん持ってこられればいいんだけど」なんて言っているけれど、いやいや、十分でしょう。警察官たちも「ありがとう。助かるよ」と彼の親切にとても感謝している様子だ。
・動画は約1500万回再生され、喝采が寄せられる
最後に彼は「ジャーメインと言います」と自分の名を告げてその場を去るのだが、この1分ちょっとの動画は、ネット上で1500万回以上再生されて話題に。
「なんでタイミングよくカメラがまわっているの?」という声よりも、「これこそが真のニューヨーカーだ!」「こういう親切を目にすると嬉しくなる」などの喝采が多く寄せられている。
なかには「私は、かつてジャーメインさんの元で働いていました。彼はスタバの店長なんですが、とても親切なんですよ」「彼の行為に触発されて、真似して警察官に差し入れしました」などのコメントも見られた。
・スタバ店員「私は当然のことをしたまで」
当のジャーメインさんは、自身の行為がこんなにも大きなニュースになるとは思っていなかったもよう。『KnightNews.com』の追加取材に対して、「私は当然のことをしただけです。18時間ぶっ続けで勤務している彼らに、コーヒーを差し入れただけ。こんなにも大きなニュースになるだなんて、想像できない」とちょっと混乱した気持ちを語っている。
しかし「私たちはお互いに親切にしあうべきなんです。ちゃんと人に謝ったり、電車で席を譲ったり。そういった行為が積み重なって、世界がよくなっていくことを願います」とも話しているのだった。
たしかにジャーメインさんが言うように、彼の行為は “警察官にコーヒーを差し入れただけ” なのかもしれない。けれども、このような親切な行為にしょっちゅうお目にかかれる訳ではないので、ここまで話題になったのだろう。また同時に、多くの人が持つ親切心に訴えかけたからでもあるはずだ。
参照元:Facebook[1][2]、NHK
執筆:小千谷サチ
Source: ロケットニュース24
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