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以下の画像が富裕層の流出先として人気な国を示したマップです。ここでの富裕層とは、資産が100万ドル(約1億1190万円)を超える人と定義されていて、緑色の矢印が向かっている国が富裕層が流入している国を、赤色の矢印が出て行っている国が富裕層が流出している国を、矢印のそばの数字は流出入した富裕層の人数を表しています。
富裕層の流出先として一番人気なのはオーストラリアです。1年間で約1万2000人の富裕層がオーストラリアに移住しています。データを作成した南アフリカの金融機関AfrAsia Bank Limitedの分析によると、オーストラリアの人気の秘密として、人口密度の低さや治安の良さ、中国・日本・韓国など東アジアの経済拠点へのアクセスの良さが挙げられています。また、世界で最も最低賃金が高い国だとも言われており、低所得な労働者がいないことも魅力だとのこと。
2位と3位は北米に位置するアメリカとカナダで、それぞれ約1万人と約4000人の富裕層が流入しています。言わずと知れた経済大国のアメリカですが、オーストラリアに比べると都心部の治安が悪く子育てに向いていないことや、医療費の高さが原因でオーストラリアに遅れを取っています。また、アメリカには相続税がありますが、オーストラリアには相続税がないこともポイントになっています。
続いて、富裕層の流出数ワースト3を見てみます。世界で最も富裕層が流出しているのは中国で、年間約1万5000人も富裕層が海外に移住しているそうです。もっとも、1万5000人といっても中国に住んでいる富裕層のわずか2%程度でしかなく、また流出するよりもはるかに多くの人々が毎年新たに富裕層の仲間入りをしています。ワースト2のロシアとワースト3のインドからはそれぞれ7000人と5000人の富裕層が流出しています。
注目に値するのはトルコからすさまじい勢いで富裕層が逃げ出している点です。順位こそワースト4位に収まっていますが、毎年4000人以上の富裕層が海外に移住しており、これはトルコ全体の富裕層の10%に及びます。また、EU離脱に揺れるイギリスや、黄色いベストを着たデモ隊が暴徒化して経済的・社会的な非常事態宣言が発令されたフランスからもそれぞれ年間約3000人の富裕層が流出しています。
また、AfrAsia Bank Limitedのレポートでは、「国全体の資産に対する富裕層が保有する資産の割合」から見た「平等な国ランキング」も掲載されていて、日本が1位になっていました。AfrAia Bank Limitedの分析によると、日本は「中流層」が非常に多い一方で、「超富裕層」が非常に少ないことが理由だとのこと。具体的には、資産が10万ドル(約1190万円)以上、100万ドル(約1億1190万円)未満の「中流層」が3500万人もいるのに比べて、資産が10億ドル(約1120億円)を超える「ビリオネア」は34人しかおらず、貧富の差が激しいアメリカや中国などと比べて圧倒的に少ないことがわかります。
引用元:http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1555741252/
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Source: 仮想通貨まとめNews
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