スパコン「京」後継機、国産で世界一の看板下ろす戦略「前回は『オールジャパンで世界一』という昭和的な発想があった」



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理化学研究所は4日、スーパーコンピューター「京」の後継機(ポスト京)のCPUの開発に成功したことを、文部科学省の有識者会議に報告した。「京」で掲げた「国産で世界一」という看板を下ろし、使いやすさや省エネ性を重視する戦略だという。

中略

心臓部となるCPUは、京の技術も生かして国内で設計した一方、生産は海外メーカーに委託した。1個あたりの計算速度は、毎秒2・7兆回。富士通や理研によると、現在最速の米インテル製の2倍弱にあたる。省エネ性能も世界最高水準だ。

ポスト京は、実用計算の性能を競う二つの世界ランキングで1位が見込まれるが、「トップ500」は目標にしていない。こうした方針は、京の反省を生かしたものだ。




京のCPUは単体の性能はライバルより低かった。「純国産」を掲げ、国内工場で生産したことが足かせになったとみられる。それでも「計算速度世界一」にこだわり、102個のCPUが詰まった箱を864個つなげ、毎秒1京(1億の1億倍)回を記録。11年にトップ500で1位を実現した。だが、翌年登場した米国のスパコンは、速度は京の1・5倍だった一方、電力消費は約6割、設置面積は5分の1に抑えていた。

計画を率いる理研の松岡聡・計算科学研究センター長は、「(前回は)『オールジャパンで世界一』という昭和的な発想があった」と話す…
続きはソース元で
https://www.asahi.com/articles/ASL8Z5HLQL8ZULBJ00P.html

関連:理研と富士通、スパコン「ポスト京」の心臓部となるCPUの開発に成功。速さは「京」の100倍 : IT速報

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Source: IT速報






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