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古くから鉄道ファンに親しまれている鉄道模型。指に乗るくらい小さなものから、人がまたがれるような大きなものまで、その種類は様々。そして車両だけでなく、周囲の風景を再現しているのも大きな見どころと言えるだろう。
先日、あるミニチュア博物館の展示物が「世界一巨大な鉄道模型セット」としてギネス世界記録に認められ注目を浴びている。サイズが大きいだけでなく、まるで本物のようにも見える再現度だからスゴい!
・全9カ国を再現しているミニチュア博物館
世界記録を樹立したのは、ドイツのハンブルクにあるミニチュア博物館「Miniatur Wunderland」である。同館ではドイツ、アメリカ、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、スイス、イタリアの全9カ国が再現されている。
国の数もさることながら、2633個のフィギュア、4340の建物、13万本の樹木、1万1000台の車、60機の飛行機、そして1300両の列車を設置。線路の総距離はエベレストの標高約8800mを大きく上回り、1万5400mにもなるというから驚くしかない。
・50台ものコンピュータで設備を管理
また、それぞれの乗り物がちゃんと動くところも見逃せない。設備は50台のコンピュータによって管理されており、そのうち3台のコンピュータが空港のために使用されているとのこと。本物の街かっ! と思わずツッコミたくなる規模である。
動画「Miniatur Wunderland: Largest model train set – Meet The Record Breakers」で博物館の様子を確認することが出来るのだが、まるで本物の景色を見ているかのように超リアル!! 鉄道ファンはもちろん、そうでない方も目を奪われること間違いなしだ。
ギネスワールドレコーズによると、この「Miniatur Wunderland」の総建設費は約27億2100万円(2100万ユーロ)! うっひょ〜!! さすが世界一というだけあって、かかっているコストもハンパない! ちなみに同館ではヴェネツィアを再現したミニチュアを製作中(2018年7月時点)で、今後はモナコやフランスも追加予定とのことである。
参照元:YouTube、Guinness World Records(英語)
執筆:K.ナガハシ
Source: ロケットニュース24
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