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想像以上に引っ越しは大変である。荷造り前後はもちろん、新しい家に移ってからも電気や水道の契約やら何かとやらなければいけない手続きが盛りだくさん。どこからともなく電話がかかってくるし、書類もしこたま書かされる。
引っ越しは海外でも同様に大変な作業だが、心温まるエピソードがあるので紹介したい。引っ越しを終えてホッとひと息ついていた女性は、新居で前の住人が残した置き手紙を発見。「あるお願いごと」を託されたのだという。
・新居に引っ越したら前の住人から置き手紙が……
米ニュースサイト『boredpanda』によると、引っ越し先の家で前の住人が残した手紙を見つけたのは、米ワシントン州に住む23歳のミランダさんという女性だ。彼女がInstagramに投稿した手紙には、12年も敷地に住みついている野良猫について書かれていた。
・敷地に住む野良猫の面倒を見てあげて!
冒頭部分に「愛すべき家へようこそ!」と書かれた手紙には、次のような文章が綴られていた。
「私たちと同じぐらい、この家を楽しんでくれているとよいのですが。ひとつお願いがあります。押しつけはしませんが、実行してくれたら感謝します。裏庭に年老いたオレンジ色の猫が住んでいます。12年前に裏庭で生まれた彼は、荒々しい性格で肉球に怪我をしていて人を寄せ付けません。
何年にもわたり、1日に2回ドライかウェットのキャットフード、そして水を裏庭の入口付近に置いてきました。雨の日と冬でも使えるよう、猫のために小さな小屋も買いました。その小屋は裏庭の壁に立て掛けてあります。もし、猫にエサを与え続けてくれたら心から感謝します。彼を置いていくのが心苦しいです。
神のご加護を。新しい家にようこそ!」
・新しい住人にも慣れつつある野良猫
こうしてミランダさんは、手紙に書かれていたオレンジ色の毛をした野良猫と対面することに。手紙には猫の名前が書かれていなかったため、ラズム・ダーと名付けた。そしてInstagramには、エサを食べにくるラズムの写真が投稿されている。
他にも、庭に置いた猫じゃらしにラズムは大喜び。可愛らしい姿が収められており、ミランダさんに慣れつつあるようだ。残された野良猫を心配したバトンが、しっかり渡されて何より。新しい住人が心優しいミランダさんのような人でよかった。
参照元:Instagram @wottrns、boredpanda(英語)
執筆:Nekolas
Source: ロケットニュース24
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