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若い時は老後のことを考えたり心配することは少ないと思うが、それがアラフォーになると話が違ってくる。「ちゃんと年金を貰えるのかな……」とか、「100歳まで長生きしたら貯金が足りないんじゃ」とか様々な思いがよぎるようになるのだ。
ということで今回ご紹介したいのは、筆者を含めた周りのアラフォーが実践している節約術や資金繰りである。人それぞれなので全部が全部アラフォー世代に当てはまることはないが、今後のことを考えたら自然といろんな工夫を凝らすようになる。
・投資信託や株を開始
コツコツ貯金することも大切だが、それだけではナカナカ増えないのが資産である。筆者の兄や友人は株をやっていて、なかには地道に株を勉強して成果を上げている人もいる。
だが、筆者は株について学ぶのも面倒だしリスクを回避したいタイプなので、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドという積立投資を2年4カ月前に始めた。世界30カ国以上の株式と10カ国以上の債券に分散投資するインデックスファンドで、毎月3万円ずつ積み立てている。
毎月口座から3万円が引き落とされるだけで放ったらかしだが、今のところ積み立てた額からマイナスになったことは一度もない。現在、積立額76万円に対して評価損益合計はプラス6万2309円になっていて、大体4~8万円の利益の間を行き来している。雪だるま式に増えていく原理だが、30年後にどれくらいの額まで膨れ上がるのか楽しみだ。
・格安スマホに切り替える
また、筆者も含めた周りのアラフォーは、iPhoneから格安マホに切り替える人が続出している。「絶対にiPhoneじゃなくちゃ嫌!」と特にこだわりがなかれば、少々(かなり!?)性能は劣るが、SNSとLINEの使用ぐらいなら格安スマホで十分に事足りると思う。
筆者はiPhoneユーザーだった時に毎月8500~9500円ほど払っていたが、現在はmineo(マイネオ)と契約して端末代込みで2500円。年間で6~7万円も浮くし、10年単位で考えたら60~70万円にもなる。これだけ節約できたら、かなり大きい。
・旅行代や予想外の出費は別口座から
若い頃はあまり気にしなかった出費も、アラフォーになれば敏感に反応してしまうようになる。そこで別口座を作るのも1つの手だ。例えば、毎年海外旅行をする筆者の場合、旅行用に毎月2~3万円ずつ国際プリペイドカードの口座に入金して、旅先ではその口座から現地の現金を引き出すようにしている。
そうすれば帰国後にクレジットカードの請求に怯えずに済むのだ。市民税や固定資産税も別口座から引き出して払っていて、別口座があるとまとまった出費も痛く感じないし “備えあれば憂いなし” となる。趣味が高くつくという人なども、予想外の費用は別口座に積み立ててみてはどうだろう。
・中古品を利用
そして出費を抑えられるのに忘れてはいけないのが中古品の存在だ。最近はメルカリなど中古品を売買できるアプリなどがたくさんあり、物によっては大いに利用できる。バンドをやっていたり、カメラを趣味にしている同世代の知人は、音響機材やカメラのレンズなどは中古品を買うようにしている。
探せば結構最近のモデルで状態の良い物が、新品より何万円も安く買えることもある。これは世代を問わずに節約できる方法なので、新品にこだわらない人はメルカリなどのアプリやAmazonなどで中古品を検索してみるのもいいだろう。
・お小遣いは別の小さな財布に入れる
お小遣いや飲み代をカードで支払ったりしていたら、つい使いすぎてしまう。筆者はやっていないのだが、周りのアラフォーは毎月決まった額の小遣いを別の小さな財布に入れ、そこから出して使うようにしている。
そうすることで、いくら使っていくら残っているかが明白になり、無駄な出費を抑えることができるのだとか。そして残った額は貯金箱に入れて、ちょっと値が張る物が欲しくなった時の足しにしているらしい。
“塵(ちり)も積もれば……”は、貯金だけでなく出費も同じである。ちょっとしたところで節約すれば、それが10年単位となると大きな差を生むことになる。高齢化社会が進み、老後が心配なのは誰もが同じだろう。
他にも外食や総菜&弁当をやめて自炊に切り替えても食費が浮くし、筆者も周囲のアラフォーたちもいろいろと工夫を凝らしている。できることから始めれば、退職した時に余裕をもって過ごせるかもしれない。
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.
Source: ロケットニュース24
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