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ハイブリッドや電気自動車は当たり前、近頃では自動ブレーキや駐車アシストといった機能まで登場しているクルマ業界。そんななか、米国の軍事技術を開発する機関が、今度は三角形に変形する車輪『Reconfigurable Wheel-Track』を発表した。
しかし “円形から三角形” とは、いったいどのように変形するのだろうか? それでは実際に動く様子を、デモンストレーション動画「Demonstrations of DARPA’s Ground X-Vehicle Technologies」でチェックしてみよう。
・たった2秒で変形完了
動画の2:22あたりから映し出されるのは、米国の軍用車両「ハンヴィー」だ。ワイルドな雰囲気漂うマシンの車輪をよく見ると……マジかよ! 三角形から円形へ、さらに円形から三角形へと変形しているぞ!! しかも、走行中でありながら止まらずに変形するところがまたスゴい。
車輪を開発した「DARPA(米国防高等研究計画局)」によると、これは様々な地形を走行するためのもので、たった2秒で変形が完了するという。また、通常は円形で走行し、悪路になると三角形に変形。戦車などに採用されているキャタピラ走行によって接地面が広くなることで走りやすくなる仕組みだ。
耐えられる走行スピードや装備にかかる費用などの詳細が気になるところだが、険しい道を行く際、この変形する車輪があればきっと強い味方になってくれるだろう。
・驚異のサスペンションシステムも登場
ちなみに動画の2:52あたりでは、起伏の激しい地形でも車体を水平に保つ驚異のサスペンションシステム『Multi-mode Extreme Travel Suspension』を搭載したマシンも登場。こちらは高低差が異常にキツい場所でありながら安定した走りを実現しているゾ。
それにしても、悪路をもろともせずにグングン進むマシンの姿は見ているだけでワクワクしてくるものだ。今回発表された技術の実用化はまだ先とのことだが、DARPAが生み出した画期的な機能に期待は高まるばかりである。
Source: ロケットニュース24
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