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電子決済や広告などに広く利用されている「QRコード」に、偽の情報を仕込むことができるセキュリティ上の弱点があることが、神戸大学のグループの研究でわかったという。
このQRコードのセキュリティについて、神戸大学の森井昌克教授らのグループが検証したところ、コードを作成する際に不正な操作を加えると、本来の情報に加えて、偽の情報を仕込むことができることがわかったということです。
これはコードを読み取る際のエラーを修復する機能を悪用したもので、こうして作られたQRコードを読み取ると、多くの場合は本来のサイトに誘導されますが、100人に1人といった一定の割合で、別のサイトなどに誘導することができるということです。
このため、金融機関などにつながると偽装したQRコードが表示されていた場合、本来のサイトに誘導されることもあるため、利用者が不正に気付きにくくなるおそれがあるということです。
こうした弱点を悪用した被害などは、まだ確認されていないということですが、森井教授は「QRコードは急速に普及しているので、今後、狙われる危険性がある。QRコードは一見しただけでは内容がわからないので、誘導された先が正しいかどうかチェックを強化する必要がある」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20180623/k10011492631000.html
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Source: IT速報
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