破産が発覚した「花園万頭」の本店に行ったら悲しい事実が判明! 約180年の歴史が途絶えるのか……



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当編集部の近くには一風変わった看板を掲げる和菓子店がある。そのお店『花園万頭(はなぞの まんじゅう)』の建物には、「日本一高い 日本一うまい」とあった……。いつかその味を確かめてみたいと思いながら、私(佐藤)はなかなかお店に行くことはなかった。

ここ、東京・新宿に本店を持つ花園万頭は全国各地に支店があり、その名前を聞いたことがある人も多いはず。1834年創業、180年もの歴史を持つ和菓子の老舗は、自己破産を申請したことが明らかになった。その情報を入手した私が営業中のお店に行くと……悲しい事実を知ることに。

・負債は22億円

同社は2018年5月31日に、東京地裁に破産申請を行っている。負債総額は約22億円。全国に46店舗を展開しており、ピーク時には年間36億円の売上を計上していたという。6月1日に破産を申請したことが明るみになったのだが、本店は通常営業を行っていた。

この先はどうなるかわからないので、今のうちに銘菓の味をたしかめておこう。そう思って、お店に入ったのだが、店頭に看板商品の花園万頭がない!

・万頭がない!

この日の分は売り切れたのか? お店の人に話を聞くと、「工場が止まっており、品切れでございます」という。マジか! いつ再開するのかを尋ねると、「わかりません」とのこと。




ああ! 10年近くお店の近くで仕事をしてきたのに、1度も食べないまま、今日の日を迎えてしまった。お店の営業についても、具体的に聞かされていないのだとか。

・譲渡を目指す

仕方がないので、菓子折りを1つ買って帰った。

流通ニュースによると、同社は地裁より保全管理命令を受けており、この期間中に事業譲渡を目指すとのこと。事業を引き受けてくれる会社が見つかれば、再び製造が再開されると思うのだが……。そうでなければ、180年の歴史は幕を閉じることになる。

「日本一高い 日本一うまい」、あの味が蘇る日はくるのか。何より、働く人たちの今後が気がかりだ。

参照元:流通ニュース
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24


Source: ロケットニュース24






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