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最近は、ハリウッドで『アベンジャーズ』シリーズをはじめとするヒーロー映画が数多く製作されているが、現実世界の日常で “英雄” と遭遇することなど滅多にあることではない。
ところが、フランスにはスゴい英雄が存在しているようだ。というのも、ある男性が30秒ほどでベランダをよじ登り、4階から落ちそうになっていた男児を助けてヒーローになったというのだ! そしてこの出来事は、ヒーロー映画のような最高のフィナーレを迎えることになるのである。
・4歳男児が危険な状態に!
英ニュースサイト『BBC』によると、フランスのパリで男児が大ピンチに陥る事態が発生。アパート4階のベランダの柵にしがみついた4歳男児が今にも落下しそうな状態で目撃され、アパート前に集まった通行人や隣人が、どうしたものかとパニック状態になっていたというのである。
そこへ通りかかったのが、アフリカのマリ共和国出身で22歳のマモウドウ・ガッサマさんという青年だ。今にも真っ逆さまに落っこちそうな男児を見た彼は、いきなり1階のベランダに跳び上がり4階目がけて登り始めたのである!
・勇気ある男性が救出へ向かう!
その様子を捉えた動画を見ると、スパイダーマンのように2階へ登りどんどん上へ向かう彼の姿を見て、下から見守っている人々が声援を送り始めた。
すると、その声を聞きつけた男児の隣人がベランダに現れ、隣のベランダにしがみついてる男の子を見て慌てて手を差し伸べ助けようとするも、あと少しのところで届かない……。
そうこうしているうちに、マモウドウさんはたった30秒ほどで4階までたどり着き、男児を引っ張り上げて無事に救い出すことに成功したのである!
・フランス市民権を与えられることに!
アっという間に起きた信じられないような光景に、固唾を飲んで下から見守っていた人からは大喝采が巻き起こり、瞬く間に青年はヒーローに! しかし、自分の危険を顧みることなく勇気ある行動に出た彼だが、実はフランスに不法滞在している身なのだという。
そんな事情を知ったパリ市のアン・イダルゴ市長が英雄的な行為をたたえ、「彼がフランスに合法的に滞在できるよう、特別な計らいをするつもりです」とTwitterで発表。
それだけでなく、一躍ヒーローとなったマモウドウさんはマクロン大統領とエリゼ宮殿で対面を果たし、直接感謝の言葉を述べられただけでなく市民権を与えられることになったそうだ。
夢を抱きながら新天地にやって来た不法滞在の若者が、子供の命を救って市民権を得る展開になるとは、なんだか短編ヒーロー映画を見た気分になってしまった。それにしても彼の勇敢な行動は、まさに市民の鑑(かがみ)だと言えるだろう。
参照元:Facebook @Habib Bibou、BBC(英語)
執筆:Nekolas
Source: ロケットニュース24
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