※本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。
日本には素晴らしい絶景スポットや名所が数多く存在するが、なんといっても外国人観光客の間で一番人気を誇るのは京都ではないだろうか。言うまでもなく、数多くの歴史ある寺院や古くからの町並みが存在する場所である。
ところが、そんな京都の観光地「嵐山の竹林」に名前やメッセージを刻んで帰る外国人観光客が後を絶たず、その問題について海外メディアが報じているので紹介することにしたい。
・風情ある景観が堪能できる場所
京都で有名な嵐山の竹林は数多くの竹が青々と茂り、その美しさと迫力がとにかく圧巻だ。筆者も何度か訪れたことがあるが、竹林の小径を歩けば古き良き日本にタイムスリップしたかのような風情ある景観が広がる。京都を訪れたらぜひとも足を運びたい絶景スポットだ。
ところが、旅の思い出を残そうとしているのか、竹林を訪れた観光客のなかに刃物などで竹にイニシャルや名前、メッセージなどを刻む人が後を絶たないのだという。
・異例の訴え
この状況に、竹林を管理する『えびす屋嵐山』が「竹を傷つけないでください!」とFacebookで異例の呼びかけ。同社は、竹の傷を隠すために緑色のテープを貼るなどして対応しているが、
「傷つけられた竹は切り倒して処分するしかなく、美しい竹林が失われていきます」
とのことである。
・海外メディアも報じる
また、日本のメディアも落書き被害を報道。毎日新聞によれば、なんでも竹の被害は100本以上にのぼるらしく、「落書きはアルファベットや中国語、ハングルなど外国語が多いが、日本語もある」のだとか。
そしてこの件は、海外のニュースサイトでも報じられることに。では、海外ネットユーザーがどのような反応を示しているのか以下に紹介してみたい。
・海外ネットユーザーの反応
「胸が悪くなる。自分が所有していない物を破壊する人の気が知れない」
「すごく残念な話だ……。こんなことをする人に “恥を知れ!” と言いたい」
「竹林を傷つけた人が報いを受けますように」
「許されない行為だ。自分勝手な行動をする人に観光地を訪れる権利はない」
「こういった非常識なことをする人には罰金を科すべきだ」
「訪れた国と自然を尊重する心が欠けている」
「全くもってクールじゃないね」
「大バカ者だ」
といったように、竹林を傷つける観光客に対して批判の声が数多く挙がっている。
・訪れた場所へのリスペクトを忘れないように
筆者が竹林を訪れた時には傷つけられた竹に気づかなかったが、画像を見てなんとも言えず残念で悲しい気持ちになってしまった。ネットユーザーのなかには「監視カメラを設置するべきだ」とか、「観光客に入林申請手続きをさせるべきでは?」という意見を寄せる人もいた。
美しい竹林を守るためにも、注意書きやセキュリティを設置する必要があるかもしれない。とにかく国内外問わず自然や建造物を傷つけることなく、訪れた場所に対するリスペクトを忘れないようにしたいものである。
参照元:Facebook @えびす屋嵐山、毎日新聞、Next Shark(英語)
執筆:Nekolas
Source: ロケットニュース24
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。