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50周年を迎えて盛り上がりを見せる週刊少年ジャンプ。「ジャンプ図書館」や「ユニクロコラボTシャツ」など様々なイベントが開催されており、現役の読者はもちろんのこと、かつてジャンプに夢中になった人たちをも熱い気持ちにさせている。だがしかし……。
少年ジャンプにはそんな節目の年を迎えてもほとんど光が当たらない「隠れ名作漫画」が存在する。果たしてあなたはいくつのタイトルをご存じだろうか? ドラゴンボールやワンピースもいいが、たまには彼らのことも思い出してあげてください……!
・記者たちのオススメ
今回ご紹介する11のタイトルは、ロケットニュース24編集部の記者たちが「全然有名じゃないけど本当に最高だったから!」と自信を持ってオススメする作品ばかりである。基本的にはマイナー作品を選んだつもりなので、例えば「ターちゃん」「男塾」「山下たろーくん」クラスの漫画は登場しない。
それでは以下で、記者たちが「たまには思い出してやってくれ……!」と願ってやまない隠れ名作をご紹介していこう。
・ゴッドサイダー
1987年連載開始。巻来功士先生作。連載当時、漫画の世界では神々をテーマにした作品が多くあったと思う。その中にあって、描写が飛び抜けてグロかったのがこの作品。ちょっぴり描写がセクシーだったことも付け加えておこう。
神や悪魔などをモチーフにしたこの作品は、中二病全盛の少年にとって教科書のようなものだった。荒木飛呂彦先生の「バオー来訪者」にも通じる鮮烈なタッチが忘れられない。
・ひかる! チャチャチャ!!
1990年連作開始。みのもけんじ先生作。柔道を題材にしており当時はひかるが習得した「山嵐」がメチャメチャカッコ良かった。努力の大切さがわかる王道スポ根漫画。
・蹴撃手マモル
1990年連載開始。キン肉マンのゆでたまご先生が発表した格闘漫画。蹴撃手とかいて「キックボクサー」と読む。主人公のマモルが習得する膝蹴り「チャランボ」がクラスの中で大流行した。
・魔神冒険譚ランプ・ランプ
1991年連載開始。デスノートの小畑健先生作。アラビアンナイトのようなエキゾチックな世界観が最高。ドギューンパンチとか必殺技もカッコ良かった。今だからこそアニメ化希望。
・影武者徳川家康
1994年連載開始。画は北斗の拳の原哲夫先生。「花の慶次」の連載終了後に始まった原先生の作品。物語の面白さもさることながら、原先生の野太い絵がジャンプに帰ってきたときは狂喜乱舞した。
・密・リターンズ!
1995年連載開始。恋愛マンガで当時のジャンプにはあるまじき大人の雰囲気が良かった。密が超能力バトルとか修行しだした時は笑った。
・かおす寒鰤屋
1995年連載開始。大河原遁先生作。かわいい絵が好きだったけど、骨董品を中心に物語が展開するというのが子供には渋すぎた
・邪馬台幻想記
1999年連載開始。矢吹健太朗作。読み切りの頃からさっぱりした絵のラインが好きで、連載開始した時はガッツポーズした。
・ZOMBIEPOWDER.(ゾンビパウダー)
1999年連載開始。BLEACHの久保帯人先生の連載デビュー作。西部劇風の世界を舞台に、賞金首の主人公・ガンマが大剣を振り回す。当時、スーツ&メガネの拳銃の達人・スミスが超好きだったが、死ぬほど伏線を詰め込んで終了した。
・サバイビー
1999年連載開始。作者は「みどりのマキバオー」のつの丸先生。スズメバチに立ち向かうミツバチたちの壮絶な戦いを描いた、超シリアスな作品だ。余談だが、クラスの友達がブル隊長にそっくりで、出てくるたびにみんなで爆笑していた。
・フープメン
2009年連載開始。川口幸範先生作。バスケ漫画なのに主人公が平凡というリアル路線が新鮮だった。しかし「黒子のバスケ」と同時期だったため、2巻で打ち切られてしまった不遇の作品。今でもこれを切ったのは間違いだったと思っている。
言うまでもなく、今回挙げた作品以外にも名作は存在する。その中には「あなたにとって特別思い入れのあった名作」がきっとあるハズだから、少年ジャンプ50周年のこのタイミングに思い返してみてはいかがだろうか。
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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