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最近の子供たちは、どうしてもネットやゲームに夢中になりがちだ。その影響もあってか、ひと昔前に楽しまれていた凧揚げやヨーヨー、コマ回しに竹馬など、古き良き時代の遊びは縁遠くなり、ほとんどと言っていいほど見かけなくなった。
ただ、海外を見渡せば昔からの伝統を残そうとする動きも少なくない。例えば今回ご紹介するトリニダード・トバゴ共和国を取り上げた動画「Dancing With 10-Foot Stilts」しかり。竹馬に乗りながら踊る伝統が、脈々と子供たちに受け継がれている。
・竹馬に乗りながら踊る伝統
動画で紹介されているのは、エイドリアン・ヤングさんという男性、そして彼の元で竹馬のトレーニングを積んでいる子供たちだ。トリニダード・トバゴ共和国では、高~い竹馬に乗りながら踊る伝統が昔から伝わっている。日本のものに比べてはるかに高い竹馬は、村を見守る西アフリカの神にちなんで「モコ・ジャンビー」と呼ばれるそうだ。
・トリニダード・トバゴの伝統を継承
なんでもエイドリアンさんは竹馬歴21年にもなるそうで、昔から伝わる伝統を継承していくために、「Future Jumbies:フューチャー・ジャンビーズ」と呼ばれる子供たちにテクニックを伝授しているのだとか。
竹馬には靴が固定してあり、まずは約30センチの高さの竹馬で練習をスタート。たった30センチといっても、日本で使われているような両手で棒をつかんで歩くタイプとは違い、足に装着するだけのハンズフリースタイルでバランスを取らなければいけないのでかなり難しそうだ。
エイドリアンさんは、竹馬を学ぶ哲学について「落ちる恐怖感を克服しなければならない。落っこちなければ何も学べないからね」と語る。ちなみに先生であるエイドリアンさんは、3メートルもの長さの竹馬に乗って踊れるそうだ。
・まるでサーカス
高さに慣れた子供たちは少しずつ竹馬の足の長さを伸ばしていくそうだが、スゴいのはサーカスのような動きで踊ること。リンボーダンスをしているかと思えば、膝を曲げたり脚をツイスト……竹馬に乗りながら踊りまくる子供たちの姿には驚かされる。
そして子供たちが列を成して、リズムを取りながら竹馬を操る姿は本当に圧巻! エイドリアンさんは「モコ・ジャンビーの醍醐味は、僕が教えたチームが最高のパフォーマンスを見せてくれる時だ」と語っている。
竹馬をマスターした子供たちは、困難に直面した時に竹馬から落っこちる恐怖を乗り越えた時のことを思い出して、上手く問題に対処できるようになりそうだ。このような形で昔ながらの伝統が受け継がれていくのは、本当に素晴らしいことである。
Source: ロケットニュース24
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