【ガチ話】「ねずみ講」のこと「〇〇〇」と発した男の話 / あるいは人間の『言い間違いの限界』について



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人間生きていれば失敗の1つや2つは常に起こる得る。中でも “言い間違い” なんて失敗とさえ言わないレベルの些細なことなのかもしれないが、それが10回、20回、30回……と続いていくと周囲の人は心配になるものだ。

これからお話するのは全て混じり気なしのピュアな実話である。主人公の名前はYoshio──。普段はなかなか表側に顔を出さない、ロケットニュース24のエラい人だ。

・言い間違いの天才

かなりかなりかなーり昔の記事でお伝えしたが、Yoshioの言い間違いはひどい。天然ボケとかそういう問題ではなく「基本的な日本語が理解できていないのでは……?」と疑うレベルの言い間違いを連発するのだ。

本人のノリのいい性格もあるのだろう、思ったことはすぐに口にするタイプなので言い間違いは一向に収まる気配がない。例えば代表的なものだと、

「良薬口に苦し」 → 「りょうぐち、くちによし
「触らぬ神に祟りなし」 → 「震える神に祟りなし
「ヨックモック」 → 「ハンモック
「マチュピチュ」 → 「マハラジャ
「こしあんと粒あん」 → 「こしパンと粒あん
「ひとつ屋根の下」 → 「ひとりこの空の下で
「ギンギラギンにさりげなく」 → 「ギンギラギンに限りなく

……などがある。お分かりになっていただけると思うが、彼はどうやらニュアンスと響きだけで日本語を理解しているらしい。しかもこれが毎日のように続くのだ。彼は2児の父、36歳だからいわゆる “働き盛り” である。果たして60歳になったら、彼はどうなってしまうのか?




・衝撃の言い間違い

さて話を本題へ移そう。数々の言い間違いを連発してきたYoshioだが、その最高傑作とも言えるのが「ねずみ講」の言い間違いだ。ちょうどその時期は記者が「ネットワークビジネス」の説明会に潜入しており、その話を聞いたYoshioが深刻な顔で「ねずみ講」のことを、

「それ……完全に “どらねこう” じゃん」

と呟いたのだった──。

どらねこう。確かに猫とねずみが近しい関係であることは認める。だが一方で、ねずみにとって猫は天敵であり、真逆の存在とはいえないだろうか? 少なくとも「ねずみ講」というワードをど忘れしていたとしても、猫が思い浮かぶ人はそう多くあるまい。ある意味で「言い間違いの限界」と言ってもいいハズだ。

Yoshioはいつもニコニコ(ヘラヘラともいう)した明るい人柄である。言い間違いも場の雰囲気を明るくしてくれるので悪いことではない。ただ先述のように、彼の将来を我々は割と本気で心配している──。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.


Source: ロケットニュース24






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