ある小学校が「トイレにトイレットペーパーを置かない」というナゾ校則を制定 → もちろん生徒の親は激怒



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一体なぜ……。世の中には首を傾げたくなるような「謎校則」がたくさん存在する。靴下は白の三つ折りのみ! ポニーテール禁止! 日焼け止めを塗ってプールに入ってはダメ!! これらの校則だってなんらかの “理由” があって制定されたのだろうが、生徒からしてみればただの理不尽な締め付けでしかない場合も多い。

この度もある小学校で「トイレにトイレットペーパーを置かない」という校則が制定され、波紋を呼んでいる。じゃあ先生、トイレに行きたいときはどうすればいいんですか!?

・トイレからトイレットペーパーを撤去した小学校

英ウェスト・ミッドランズに位置するオールドウィンフォード小学校が、校舎のトイレからトイレットペーパーを撤去したと地元フリーペーパー『Stourbridge News』が伝えた。

では生徒たちは、トイレットペーパーなしにどうやって用を足せばいいのか? 学校は生徒たちにこう指導しているという。

トイレに行きたい生徒は、挙手して教師にその旨を伝える

教師からトイレットペーパーを受け取る

トイレに行く

戻ってきたら、トイレットペーパーを教師に返す

……うう、小学生にとってこんなに残酷な校則があるだろうか? 世界中の小学生がウンコ、オシッコネタが大好きである。そんな彼らの目の前で、しかも毎日顔を突き合わせるクラスメイトたちの目の前で、「先生、トイレに行きたいのでトイレットペーパーを下さい」と宣言すれば、なにが起こるかは火を見るよりも明らかだ。

ぜったいに、ぜっっっっっっったいに他の生徒から冷やかされる。「またトイレに行くの?」「ウンコだ、ウンコだーーーー!」などとはやし立てられることになるのだ……。

・泣き出したり、学校のトイレに行かない子供たち

実際に、生徒たちは大いに苦しんでいるもよう。本件を報じた『Daily Mail』によると、ある男子生徒は、教師から「ウンコとオシッコのどちらをするのか」と質問されて泣き出してしまったのだとか。

またある生徒の母親も「すでに子供たちからは “学校ではトイレに行かない”、“家に帰るまで我慢する” なんて声も聞かれている」と話しているそう。彼女は、この校則は不衛生であり、かつ子供たちに屈辱を与えるものだと激怒しており、他の生徒の親からも怒りの声があがっているようだ。




・なぜこのような校則が出来たのか?

もちろん、学校側もそれなりの理由があってこの校則を制定した。数週間前から、学校のトイレに大量のトイレットペーパーを詰まらせるイタズラが頻発。水が溢れ返っては、いくつものトイレが一時的に使えなくなってしまったため、学校側はトイレにトイレットペーパーを置かないことで、イタズラを防止しようとしているのである。

学校のジョー・セケル教頭は、春休み中に鍵付きのディスペンサーが導入されるまでの一時的な措置だと説明しながら、「生徒たちの行動を監視しイタズラを防止することができる措置である」とも述べている。

・母親「トイレットペーパーを詰まらせないことを教えるべきでは?」

トイレの故障は困るし、イタズラの防止も大切だ。しかしそれでも排泄というとてもプライベートで、基本的な行為に、学校側が安易に口出しをしていいはずがない。大人から「誰だってウンコをするのだから、恥ずかしがらなくてもいい」と言われたって、全ての子供が納得する訳がない。

前述の生徒の母親は「このような校則を導入するよりも、トイレットペーパーを詰まらせないように生徒たちを指導した方がいいのではないか」と疑問を呈している。もっと他に良い方法がありそうな気もするのだが、あなたはどう思うだろう?

参照元:Stourbridge NewsMail Online(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.


Source: ロケットニュース24






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