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「穴場」と言われるお店には、利用するのに何かしら不都合な要素を持っているものだ。たとえば、お店の場所がわかりにくかったり、営業時間が限られていたり……。東京・千駄ヶ谷の「いずみカリー」もまた、その要素を持っている。
ここは飲食店でありながら、営業時間は11時~16時の5時間。しかも土日はお休み。休日に食べ歩きを楽しみたい人にとっては、訪問条件が厳しいのだが、ぜひ1度足を運んで欲しい。そして、皮付豚バラブロックカリーを食して頂きたい。
・場所がわかりにくい
お店は、JR代々木駅から徒歩7~8分のところにある。駅東口を出て、新宿御苑方面に歩いて行くのだが、場所が少々わかりにくい。住宅街を入っていくと、「こんなところに店あったっけ?」というような場所にいきなりオレンジ色の看板が見えてくる。
できれば、土日に辺りを散策しながら昼食にここのカレーを頂きたいところなのだが、残念なことに土日は休み……。
・看板メニューは牛スジカリー
ここのカレーは大阪が発祥で、このお店は2013年にオープンしている。しかしながら、立地と限られた営業時間の影響で、あまり知られていない感が否めない。
看板メニューは牛スジカリー(900円)。トッピングが豊富で、他のカレー屋さんでは見られないカマンベールフライカリー(900円)やナスチーズカリー(1000円)も気になるところである。
だが、今回注文したのは、皮付豚バラブロックカリー(1100円)。メニュー写真からして結構インパクトがある。これにチーズ(120円)をトッピングしてオーダーした。注文すると、先付けのような感じで最初にポテトサラダが出てくる。
ゴマドレッシングのシンプルな味付け。これを軽くつまみながら待っていると、想像していたものを超える1皿が出てきた!
豚バラ肉デカい!
しかもかなり分厚いじゃないかッ!! 厚み2センチは超えているんじゃないのか? 器の上で圧倒的な存在感を主張している。
・皮目はパリっと、身はトロリ
2時間以上煮込んでいるとのこと。実際に箸で持ち上げると、今にも崩れてしまいそうなほど、トロットロじゃないか!?
食べてみたら、「歯、いらないんじゃない?」と思うくらいに柔らかな食感。皮目がほど良くパリっとしていて、これだけをツマミにしてビールを飲みたくなってしまう。しかしメインはあくまでもカレーだ。カレーは、あまり出会うことのないタイプの味だった。
・辛さの後に甘さ
ファーストインパクトはスパイシー。一瞬「辛ッ」と思うのだが、スーっとその辛さが消えていって、後味が甘い印象を受ける。なんだコレ!? 辛口なのか? それとも甘口なのか? 口に入れたその瞬間は香辛料の強さを感じるのに、後から素材の甘さがひょっこりと顔を出す。不思議な味わいだった。
これは何をトッピングしても相性が良さそうだ。チーズを加えれば後味にコクが加わり、玉子を加えれば後味に甘さが加わる。トマトなら酸味を楽しむことができるだろう。ただの辛口カレーなら、スパイシーさとマイルドさが衝突して味を殺してしまうところを、ここのカレーは役割分担をしているように、味がすみ分けされている。
都内でもなかなか味わうことのできないタイプのいずみカリー。美味しいのはもちろんだが、フォトジェニックなので、インスタ映えも間違いないだろう。
・今回訪問した店舗の情報
店名 いずみカリー 千駄ヶ谷店
住所 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-12-9
営業時間 11:00~16:00
定休日 土日
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Source: ロケットニュース24
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