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2011年3月11日、東北から関東を襲った東日本大震災。私(筆者)は、当時東京でバイト暮らしだったが、昼休みに入ろうとした天丼屋「てんや」の店舗が、生きているように動き出した時のことは今でも鮮明に覚えている。白昼夢でも見ているみたいだった。
そんな東日本大震災時、おもちゃ屋で爆売れしたものがあるという。当時、関東のとあるおもちゃ屋で働いていたTwitterユーザー『言 寺(@310_64)』さんがマンガで投稿しているためご紹介したい。
・3月12日に爆売れしたもの
物流が止まってしまい、スーパーやコンビニから食料が消えていた当時。状況が状況なため、「しばらくお客さん来ないだろうなあ……」と覚悟していた『言 寺』さん。そんな3月12日、完全に空になっている棚を発見。
お菓子売り場である。まさかおもちゃ屋のお菓子までが売り切れていたとは。次になくなったのは電池。これは予想通りだったが、次いで予想外のものが売り切れたという。店員の『言 寺』さんでも、何の売り場かうろ覚えなのに空になった棚。そこで売られていたものとは……
自転車の別売りライトだった。懐中電灯はどこも売り切れのため、代用品として購入していく人が多かったとのこと。10年近くおもちゃ屋で働いた『言 寺』さんだが、自転車のライトが品切れたのはこの時だけだったという。
さらに、ベビーフードやおむつがなくなっていく中、おもちゃの中でも、売れているものがあることに気づく。
それはボードゲームやジェンガなどの電池を使わず多人数で遊べるゲーム。計画停電など、電気の節約が必要だった当時、テレビは常に震災特集で、子供が退屈でかわいそうという人が買っていったという。
『言 寺』さんいわく「『子供達が遊びに来る普通の日曜日がこんなにも幸せなことなんだな』と気づかされました」という当時のおもちゃ屋の状況。生活にどうしても必要なものではないだけに、その影響が生々しく感じられた筆者だった。
参照元:Twitter @310_64
マンガ:言 寺 ,used with permission.
執筆:中澤星児
Source: ロケットニュース24
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