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「頑張りが足りないから! 圧倒的に足りないから!!」と言われればそれまでなのだが、最後まで聞いてほしい。これから紹介するトラップは、少なからぬダイエッターがハマる落とし穴ではないだろうか。
特にコツコツ当てていくタイプの人は要注意だ。これを知らないと……ダイエットに注いだ努力が「意味ないこと」になってしまうかもしれないぞ。
・自分の失敗から気づいたこと
最初に結論から言ってしまおう。それは、ダイエットをするならば、ある程度の気合がなければ意味がないということだ。中途半端な気持ちなら、やらない方がマシである。
確かに、運動や健康な食事が習慣になってしまえば楽なのかもしれないが、習慣づくまでは決して楽ではない。そこは茨(いばら)の道である。
──そんなの当たり前だって? だが、その「当たり前」を認められない人がどれだけいるだろう? 「探せば楽な方法があるのでは!?」と、心のどこかで期待している人がどれだけいるのだろう?
かくいう私自身も、つい先程までそうだった。ここ3年くらい、ダイエットを始めたと思ったら挫折するということを繰り返してきた私は、常に楽な方法を考え続けてきた。
その結果、ここ最近は「大きなことは出来ませんが、小さなことからコツコツと」という西川きよしスタイルにたどり着き、特盛りライスをやめて大盛りライスにするダイエットを実践し続けてきたのだ。だがしかし……!
それは罠だった。ヘレンの罠だった。なぜなら、特盛りライスを大盛りライスにしても食い足りなく感じてしまい、直後にプリンやアイスを食べることがよくあったからだ。これでは、完全に相殺。プラマイゼロ。なんなら、カロリーはプラス……。
・根本的な原因を考えてみた
どうしてこんなことになったのか? 「禁煙を一緒にやってしまった」など色々あるが、根本的な原因は「ダイエットには気合が必要」という薄々気づいていた事実から私自身が長年の間 目を逸らし続けてきたことにあるように思う。個人的に精神論は嫌いだが、今となっては認めざるをえない。ダイエットにおける、気合の重要性を……。
──なんて言うと、「そもそも最初から頑張ってないじゃん!」と思う人もいるかもしれないが、それは違う。「ライス、特盛りで」と今まで言っていたところを「大盛りライスで」と言うのは、尋常ではない精神的頑張りが必要だった。力石徹が減量に挑むときのような……というのは大げさかもしれないが、私なりに頑張ってはいたのである。
ただ、その気持ちが中途半端であったために、「食べたい気持ちを抑えているにもかかわらず太る」という皮肉な結果になってしまったのだ……。
・私と同じ失敗をしないために
今の私は、「なぜ俺は、あんな無駄な時間を……」とポカリを握りしめたい心境だが、そんなことをしても仕方がない。せめて、「私と同じような失敗をする人が減りますように」という気持ちで、当たり前のことを敢えて伝えている次第である。
最後に、大事なことなのでもう一度繰り返す。ダイエットに最も必要なのは気持ち。それが中途半端なら、最初からやらない方がいい。以上!
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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