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突然だが質問だ。ポテトチップスの主な材料はなにか──。そう、言わずもがなジャガイモである。なにはさて置き、ジャガイモがなければ始まらない。逆に言えば、ジャガイモで作るからこそポテチであると言えるのではないか。
しかし、そんな常識をくつがえす商品がカルビーから登場した。なんと「芋けんぴ味」のポテチだ。あまりのナチュラルさにサラっと受け入れてしまいがちだが、よく考えてほしい。芋けんぴってサツマイモやん。ジャガイモでサツマイモを再現するって、だいぶ意味がわかんねぇぇー!
・気がふれているとしか思えないポテチ
カルビーはここ最近、地元ならではのポテチ作りにいそしんでいる。奈良県から柿の葉すし味ポテチが登場したことも記憶に新しい。ある日、ほかに特徴的な商品がないか他都道府県のコラボポテチもチェックしていた記者。
これといって、パッと目に入るものはないなぁなどと思っていたところ、高知に住む友人から連絡が入った。「高知の芋けんぴ味もすごいぞ。ジャガイモでサツマイモ菓子の味を表現しているのだから、気がふれているとしか思えない。しかも美味しい」と。
芋けんぴという味自体はありふれているためスルーしていた。がしかし、わざわざジャガイモでサツマイモ味を出すとは、確かに何ともおかしな話である。せっかくなので、友人に現物を送ってもらい、食べてみることにした。
・どこまでいっても芋けんぴ
届いた芋けんぴ味ポテチの袋に目をやると、でかでかと「じゃがいもなのに、まるでさつまいものような味わい」と書いてある。意味不明である。高知が誇る芋けんぴ製造ノウハウを生かし、サツマイモでポテチを作るというやり方もあっただろう。むしろその方が、よほど簡単に違いない。
しかしポテチと銘打つからには、アイデンティティであるジャガイモを使う必要があるということか。わからない。考えていても始まらないので、開封して食べてみた。香りは紛うことなく芋けんぴ。そして口に入れても、芋けんぴだ。
つまり、どこをとっても芋けんぴ。ナンテコッタイ。しばらく食べているとポテチ特有の塩気が感じられるが、いかんせんサツマイモの味が強すぎる。脳の情報処理が追い付かないレベルで、とても芋けんぴらしいポテチであった。
・芋けんぴへの執念
また、ホンモノの芋けんぴと芋けんぴ味ポテチとの食べ比べもしてみたのだが、正直ポテチの方が芋けんぴらしい味がした。もはや「なにがナンでもジャガイモで芋けんぴ味を再現してやる!」といった執念のようなものさえ感じられる。
いやはや、一体この記事の中で何度 “芋けんぴ” という単語を出しただろう。数えるのも面倒なくらい登場したはずだ。それほどまでに芋けんぴ愛が爆発しているポテチであると、おわかりいただけただろうか。商品は中四国9県で2018年2月19日から数量限定で発売中だ。ぜひ自分の舌で、この再現度の高さを実感してもらいたい次第である。
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
Source: ロケットニュース24
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