鮮魚コーナーで販売している「ただの酢飯寿司」を求めて埼玉・新三郷のMEGAドンキに行ってみた！ 店員さんの神対応に感動

寿司といえば、握り寿司かちらし寿司が一般的。「ネタ」と言われる魚介が上に乗っていて、それらとシャリを一緒に食べてこそ寿司である。

しかし！　その概念を覆す商品が埼玉県三郷市で販売しているという。その名も「ただの酢飯寿司」だ!!　私（佐藤）はこれを買い求めるために、MEGAドン・キホーテ三郷店に行ってみたところ……思わぬ事態に遭遇したものの、店員さんの神対応により無事に購入することができたぞッ！

・酢飯＋寿司

Twitter上で数日前、この寿司のことが話題になっていた。酢飯寿司、なんとも斬新な言葉の響きである。寿司といえば酢飯、酢飯といえば寿司だ。この2つの言葉が合体することによって、あたかも未知の料理が誕生したようなインパクトさえある。

一体どんな寿司なのだろう？　実物を確かめるため、私は東京・新宿から電車を乗り継いで片道1時間かけて新三郷駅に到着した。

この街は、駅前に大型商業施設が立ち並び、少し歩くと小中学校がある。学校を囲うようにして、いくつもの団地が存在している、まさにベッドタウンだ。駅から徒歩10分ほど歩いたところに、驚安の殿堂MEGAドン・キホーテがある。

・事前に電話で問い合わせをしたのだが……

ちなみに、私は事前に店舗へ問い合わせをし、店舗で酢飯寿司を取り扱っていることを確認している。その際、電話応対してくれた店員さんから「取り置きしておきましょうか？」と優しい申し出を受けた。「有難い」と思ったものの、私は酢飯寿司を取り置きしてもらうのも何だか気が引けて、「じゃあ、行けそうなら行きます」とあいまいな返事をしてしまったのだ。

私がこんな返事をしたことで、後々少し面倒なことになる。取り置きしてくれるのだから「必ず行きます！」と返事をしておけば良かったものを……。

・惣菜コーナーではない

さて、MEGAドンキに到着し、地下の食品売り場に行ってみると……

あれ？　惣菜コーナーにない。巻きずしが並んでいるところにも見当たらない。なぜだ？　ウロウロと探し回っていたところ、鮮魚コーナーにも寿司があることが判明。どうやら惣菜コーナーではないようだ。

ああ！　あった。ここだな。それにしても、商品名が特徴的。「えびがたべたい」（海老丼 598円税別）と「ぶりがたべたい」（ぶりの握り寿司 480円税別）も買って帰ろう～。

目的は酢飯寿司だ。どこにあるかな～……。だけど、寿司のところを探しても、刺身のところを探しても見当たらない。アレ？　あ、そうか取り置きの申し出を受けたはず。そう言えば、名前を言い忘れたけど、大丈夫だろう。「すみません、朝電話した者ですけど」と店員さんに声をかけたのだが！

電話の段階で私が曖昧な返事をしてしまったため、酢飯寿司は他の寿司に流用されていたのだった……。ちゃんと返事をしないからこうなった……。

・店員さんの神対応

せっかく1時間もかけてここまで来たのに、困った。そこで「玉子の握り寿司を、ただの酢飯寿司にしてもらえないか」と相談すると、店員さんは快諾。玉子寿司の代金をお支払いする旨を伝えたのだが、通常の酢飯寿司価格で対応してくれたのである。

本当に有難い。ハッキリと購入の意志を示さなかったのに……。ありがとうございました！　

こうして、今回特別にお作り頂いた酢飯寿司は5貫で96円（税別）。それをドライアイスと氷で保冷し、1時間の道のりを経て無事に持ち帰った。やった！　酢飯寿司を食うぞ～ッ!!

・実食

ほお張った酢飯寿司は、ほど良い握り加減のシャリに、ほんのりと酢の酸味が効いていた。玉子を握りだった名残か、かすかに海苔の風味も感じられるぞ。美味しい～！　1時間かけて買いに行った甲斐があったッ!!

・あらかじめ問い合わせを

なお、酢飯寿司は通常20貫1パックで販売しているとのこと。他の握りに流用される可能性が高いので、どうしても酢飯寿司を食べたい人は、あらかじめ電話で問い合わせをした方が良さそうだ。その際は、名前を伝えるのも忘れずに！

・今回訪問した店舗の情報

店名　MEGAドン・キホーテ三郷店
住所　埼玉県三郷市さつき平1-1-1
営業時間　9:00～23:00
定休日　なし

Report：佐藤英典
Photo：Rocketnews24

Source: ロケットニュース24