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Instagramユーザーならわかると思うのだが、できるだけ多くの「いいね!」を稼ぎたいもの。少なくとも私(佐藤)は、そう思っている。しかし残念ながら、私はそこらへんにいるただのオッサンだ。賢いわけでもイケメンであるわけもなく、何の役にも立たない投稿を繰り返している。
自力ではもうムリ! そう思い、超有名人とのツーショットで「いいね!」の数を大量に稼ぐことに挑んだ。一緒に撮影したのは、テレビで見ない日はないカンニング竹山さんである!! 彼とのツーショットなら、「いいね」が爆伸びに違いないッ!! そう思い、画像を投稿した結果!
・深夜の生番組に出演
竹山さんとのツーショットの機会を得たのは、意外なことがきっかけだ。実は私は、2018年2月17日深夜放送のAbemaTVの番組『The Night』に出演するオファーを頂いたのである。この日の放送はメインMC竹山さんが、Webメディアのライターを招いて、ほかでは語られることのなかった “Webメディアの真実を暴く” という内容だった。
竹山さんから直々に推薦を頂き、私のところに連絡が来たのである。ちなみにこの番組、25時~27時の生放送。出演は26時からだった。有難いが遅すぎるだろ……。実際にスタジオに行ってみると……
おお! 控室が個室ッ!! しかもこの日、番組収録でスタジオに来ている芸能人と同じレベルの扱いじゃないか!? 高待遇だ!
・トイレットペーパーまで
広い部屋を独り占め。ケータリングも充実していて、しっかりケアされていることに驚いた。そこらへんにいるオッサンにこの扱いはスゴイ。なおAbemaでは、部屋に置いてあるお水も公式キャラの「Abema」。
トイレットペーパーにまでAbemaがプリントされていたぞ。徹底してるな。
・時間を持て余す……
23時30分にスタジオ入りして、軽く打ち合わせがあった後に、26時の出演時間まで軽く1時間くらい時間がある。控室が立派でもさすがに1時間待ちでやることがない。
待っている時間が長いと持て余すというか……。
出演時間が近づくにつれて、妙に緊張してきた。ちょっとお腹痛い……。
・ナゾの覆面ライターAさん
そうこうしている間に、出演時間が近づいてきた。収録スタジオのブースに入って出番を待つ。ここで初めて、共演する他のライター2名と顔を合わせた。ひとりは、スポーツ紙のWeb版で見出しをつけるバイトを長年やっている、お笑いコンビ「オーストラリア」の杉渕敦さん。そしてもう1人が諸々の事情により顔出しNGで、名前も匿名のAさんだった。3人でスタジオへ。
マスク姿のAさんの存在感は異様に強い。一方、芸能界最重量級(140kg)の巨漢・杉渕さんもまた、なかなかの存在感。間に座る私の「普通さ」が際立つ。
当然この3者であれば、竹山さんはAさんに食いつくに決まっている。
・Webメディアの闇を垣間見た
1日中テレビに張り付いて、芸能人の言動に注目し、それらを記事化してある人物に執筆記事を送っているというAさん。彼が書いた記事は、編集者の手を経て、さまざまなサイトで公開されているという。彼自身は自分の書いた記事が、どこで公開されることになるかを知らないそうだ。
また、元の記事は編集者の手を経る間に、脚色されたり誇張されたりしているという。ナンだそれ!? Webメディアの闇か! 竹山さんが鋭い切り口で質問をバンバンぶつけていく。隣で聞いてる私でさえも、もっと聞きたいと思ってしまった。
一方の私はといえば……。
紹介した記事は2017年5月公開の「【お宝】究極のパンチラ画像大公開! さらにパンチラの裏側までッ!!」である。未読の方はぜひ一度目を通して欲しい。渾身の力を込めて執筆した、会心の記事である。
だが残念なことに、この記事はスマホで読んでもらって初めてその内容がウマく伝わるものであり、口頭で説明すると、途端につまらない感じが出てしまう。番組では、サイトのぺージをプリントアウトして、ひとつひとつ説明しなければならなかった……。
説明をしてみるものの竹山さんは「なんだコレ!?」と一言。
そうです……竹山さん。あなたは正しい、なんだコレ!? なんですよ。口で説明するには酷な記事なんですよ……説明しながら私も思ってました。なんだコレ!? って……。なぜこの記事を紹介することになったんだ……。
結局番組は全編Aさんの発言を中心に話が進んでいった。当初、一番しゃべらないのではないか? と思われたAさんが、全部持って行った格好である。
そして収録終了。私は心のなかでこう思った。「俺、呼ばれた意味あったのかな……」と。26時からの出演に見合うだけの内容を話すことができただろうか? いや、出来ていない。何だかモヤモヤした気持ちのまま、収録スタジオを出たのである。
・竹山さんとのツーショットを投稿!
フロアに戻るエレベーターで、再び竹山さんと一緒になった。オフの竹山さんは大変優しく、気さくに話しかけてくれた。そして最後に「一緒に写真いいですか?」と尋ねると、快諾してくれたのである。役不足の私に優しくしてくれるなんて、竹山さん、めっちゃいい人やん!
ツーショット撮影した写真をすかさずInstagramにアップ! これはビビるほと「いいね」が付くぞ~!!
そう思ったのだが……公開から1週間を経ても……。
たったの229いいね!(記事執筆時)。マジかよ、超有名・社会派有名人の竹山さんとのツーショットなのに。ヘタしたら、肉の画像を投稿している方がよっぽどいいね! がつくぞ。「酔っ手羽ヨドバシAkiba店」のジョッキ月見蕎麦は、1000いいね! を越えていたというのに。竹山さんとのツーショットはそれにも及ばない……。
残念ながら、竹山さんはインスタ映えしないことが判明した。今後もしツーショット写真を撮らせて頂いても、Instagramには上げないようにしよう……。
参考リンク:AbemaTV
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Source: ロケットニュース24
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