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「ミイラ」と聞いてあなたはどんなことを思い浮かべるだろうか? 日本の「河童のミイラ」を思い出す人もいれば、古代エジプトのミイラを思い出す人もいるに違いない。そして多くの人は “ミイラ = 昔のもの” とイメージしていないだろうか?
ところがどっこい、世界には現在進行形でミイラが量産される地域がある。メキシコのグアナファトもそのひとつで、同地の乾燥した気候と土壌の成分は天然のミイラができる条件が揃っているらしく、街の『ミイラ博物館』は観光スポットとして人気を博しているのだ。
・約200体のミイラ
日本では火葬が一般的だが、グアナファトの埋葬方法は “土葬” だという。先述のように土葬した遺体は自然にミイラ化するものが多く、公立墓地に埋葬された遺体の中で管理費(税金)が支払われないものは掘り起こされ、状態のいいものはミイラ博物館行きになるらしい。
おおらかというべきかダイナミックというべきか、とにかく日本では考えられないことだが、グアナファトのミイラ博物館には実際に約200点のミイラが収容されている。今回はグアナファト観光ついでにミイラ博物館にも足を運んでみることにした。
・厳かな空間
グアナファト自体がコンパクトな街なので、ミイラ博物館へも街の中心部からほど近い。今回はガイドブックに掲載されている通りバスで向かったが、ちょっと頑張れば徒歩でも博物館までたどり着けるハズだ。入館料は60ペソ(約360円)で、館内で撮影する場合はさらに23ペソ(約138円)が追加されるぞ。
厳かな館内に一歩足を踏み入れると……。
キャァァァァアアアアアアアア!
めっちゃミイラ並んでるゥゥゥウウウウウ!!
わかっちゃいたけどおっかねぇぇえええええ!
これまでの人生で “生ミイラ” を目にした記憶はないが、まさか一瞬で何十体ものミイラと出会ってしまうなんて……! というか、あまりにもイメージ通りのミイラ過ぎて、逆にリアリティが感じられない……!!
・なぜ苦しそうな表情なのか?
印象的だったのは多くのミイラが「苦しそうな表情」をしていたことだ。きっと埋められるときは穏やかな顔だっただろうに、なぜミイラになるとほとんどが苦しそうなのか……? 単に骨格の構造なのか、それとも何かしらの想いがそうさせたのか? 実に不思議である。
博物館の中には「赤ちゃんミイラコーナー」や「写真撮影スポット」などもあり、30分ほどは楽しめるハズだ。見終える頃にはきっと「肉は無くなるけど髪の毛は意外と長持ちする」……などと “ミイラあるある” の1つや2つは身についていることだろう。
苦手な人に無理矢理オススメはしないが、もしグアナファトにお出かけの際はぜひ「ミイラ博物館」にも立ち寄ってみてはいかがだろうか? 約200体のミイラがあなたを待ち続けている……のかもしれない。
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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