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魚屋は魚を売り、八百屋は野菜を売り、花屋は花を売る。そんなのは子どもでも知っていることだし、小売業に限らずだいたいの会社は自分たちのウリが分かっているだろう。それが分からなければおまんまの食い上げであり、会社として成り立たないはず……じゃないのか!?
売上高1兆円もあるのに自分たちが何をやっているのか “ひと言では言えない会社” が存在するらしい。えええ、そんなことってあるのか(笑)。ちょっとよく分からないのだが、最近その会社のWEBショートムービーが公開されたので紹介しよう。
・中村倫也×吉田大八の最強タッグ
2月13日に公開されたWEBショートムービー「言えなかった男篇」は、その事業領域を“ひと言では言えない会社” であるAGC旭硝子の創立110周年を記念して制作されたもの。
そう、多種多様な事業分野をグローバルに展開し、世界の暮らしを支えるAGC旭硝子の活動を “ひと言では言えない会社” というテーマで表現しているのだ。
映画「桐島、部活やめるってよ」などを手掛けた吉田大八さんが監督を務め、実力派俳優の中村倫也さんら豪華役者陣が出演する本格的な仕上がりとなっている。
・「とあるAGCの社員」の珍事件
主演の中村さんが演じるのは「とあるAGCの社員」。ごく普通の会社員なのだが、「どんな仕事をしているの?」と聞かれると「わからない……」と答えるのがデフォルトだ。
バーでも公園でも警察の取調室(!?)でも、何の会社でどんな仕事をしているのか答えられず、どんどん事態が悪化。ついにはまさかの法廷へと舞台を移し、母親や弁護士から問い詰められて困り果て、中村さんは突然歌い出す。
「ビバ!わからない ビバ!わからない」と裁判所に響き渡る中村さんの熱唱。歌にのせてじゃんじゃか表示されるAGC旭硝子の事業内容。ラストシーンにふさわしい衝撃的でカオスな状態であるっ!
・意外なモノにAGCの技術が!
とはいえ、とはいえである。いくら多種多様な事業分野をグローバルに展開しているとはいえ、“ひと言では言えない会社” ってのはちょっと大げさなんじゃないか!?
そこでAGC旭硝子の事業内容を見てみたところ……ガラス、電子、化学品、セラミックス化粧品、スポーツ用品、食品など本当に幅広すぎることになっているようだ。
自動車・鉄道などの乗り物やスマホ・液晶テレビなどデジタル機器のガラス、化粧品や医薬品、水道水の消毒剤、陸上競技用の円盤やハードルバー、テニスラケットの材料、建築建造物の外壁の塗料、ラーメンの麺・餃子の皮……などなど、身の回りにある意外なモノにもAGC旭硝子の技術、製品が使用されているのだとか。
なるほど~、まさかここまでとは……もしかしたらもしかして、あなたが今日使ったあんなものやこんなものもAGC旭硝子が手掛けてるって可能性もなきにしもあらず。そう考えるとなんか感慨深いものがあるな。
なお、「一言ではいえない会社」をテーマに特設サイトをオープン中だから、チェックしてみてくれよな!
参考リンク:AGC旭硝子
Source: ロケットニュース24
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