日本の「ロボット相撲」が海外から熱視線 / 特集したドキュメンタリー映像が驚きの連続で興味深い



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海外で人気の日本発文化にもさまざま。漫画やアニメをはじめ、和食や武道など、伝統のものまでと幅広い。いまやインターネットの時代ということもあって、情報は恐るべきスピードで海を渡って伝わっている。

中でも「ロボット相撲」は右肩上がりで人気が上昇。聞きなれない言葉かもだが、半年ほど前にも土俵上の高速決戦が海外で話題となり、またしても海外メディアに取り上げられた。新たに公開された動画「The Freakishly Fast World of Robot Sumo」では、ドキュメンタリー形式で特集されている。

・ロボット相撲とは

「ロボット相撲」とは、その名の通り、ロボット同士による相撲。勝敗はどちらかのロボットが土俵外に着くことで決められる。土俵上で倒れてもOKというのが、本来の相撲とは異なる点だ。

そして海外メディア「Great Big Story」が特集している映像では、驚きの連続で非常に興味深い内容となっている。取り上げられているのは、ロボットの設計・製作・組み立てに携わる千葉工業大学の伊藤崇浩(いとう たかひろ)さん。細かいところまでロボット相撲について語る姿を確認できる。例えば……!

・想像以上の動きをするロボット

本来の相撲も決着がつくのは早いが、なんとロボット相撲は5秒ほどとのこと。ただ、短い時間でも試合のために2年もの歳月をかけて準備をするというから、まるでプロのスポーツ選手がオリンピックやW杯のために準備しているようだ。

気になる試合の方はどういったものかというと、勝利するために必要なポイントは大きく3つ。押し出す推力、弾き飛ばすための速度、相手を潜り込ませないための防御力の「走攻守」が試されるという。




実際に映像内でロボット相撲の試合を確認できるが、想像以上に俊敏な動きでド迫力! 手に汗握るようなスピーディーな相撲は、新たな格闘技を見た気分にもなる。おそらく、斬新なロボットの戦いに海外の人も熱狂しているのだろう。

・飛躍の年となりそうな2018年

なお、伊藤さんは1年のうち360日を研究室で過ごしていると語っており、ロボットは自分の手だけで完成させているとのこと。まさにロボット相撲で、自分の分身を戦わせていると言っても過言ではない。

ちなみに「ロボット相撲」は新しい競技に思えるが、実を言うと1989年より大会が開かれている。「全日本ロボット相撲大会」のHPによると、2018年で大会は30回目を迎える。記念すべき年の頭に海外から熱視線。すでに世界大会も開催されていることを考えると、今年はロボット相撲にとってさらなる飛躍の年となりそうだ。

参照元:YouTubeニュース シーアイティ全日本ロボット相撲大会
執筆:原田たかし


Source: ロケットニュース24






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