AppleがSpotifyを痛烈批判「App Storeにタダ乗りしようとするセコい企業。手数料が嫌なら自分らでプラットフォームを立ち上げたらいい」



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Appleは、Spotifyを公式リリースで批判した。これは、SpotifyがAppleが競争法違反であると欧州連合(EU)に訴えたことに対するもの。Apple曰く、「App Storeのおかげで成長したSpotifyだが、なんの貢献もしないどころか、無料で使おうと喚いている。嫌なら自社でプラットフォームを立ち上げそちらで展開したらいい」とのこと。

App Storeの中心となるコンセプトは、ユーザが自分で見つけたアプリケーションを信頼し、情報や金銭のやり取りを実行できるような、安心かつ安全なプラットフォームです。デベロッパにとっては、エンジニアの初心者から大規模なソフトウエア開発会社まで、誰もがまったく同じルールでビジネスを行なうことが保証されているのです。

App Storeは、最初からそうありつづけてきました。私たちはアプリケーションに関わるビジネスがもっと盛んになってほしいと願っています。それが例え、Appleのビジネスと一部で競合するようなものであっても、です。なぜなら、そうすることでより良いものを作ろうと拍車がかけられるからです。

Spotifyが求めているものはまったく異なります。Spotifyは何年もApp Storeを通じて自分たちのビジネスを劇的に成長させてきましたが、App Storeのエコシステムから得られる利益(App Storeのユーザから彼らが得る相当な収入を含む)すべてを、自分たちが恩恵を受けてきた市場(App Store)に支払を一切することなく独り占めできないかと考えているのです。同時に、Spotifyがリスナーの好きな音楽を配信しても、それを作ったアーティスト、ミュージシャン、ソングライターに支払われる金銭はきわめて小額であるため、楽曲を提供しているクリエイターたちと裁判にまで至っています。

Spotifyは自分たちのビジネスモデルを決定するあらゆる権利を有しています。しかしながら、Appleという企業、Appleが打ち出したビジネスモデル、Appleが独立系のソフトウェア開発者、ミュージシャン、ソングライター、クリエイターを分け隔てなく支援すべく取り組んでいることについて、Spotifyが誤解を招くような表現を用いることで同社の財務的な動機付けを隠そうとしている点については、適切に応じておかねばならないと感じています。




そこで、以下の点について弊社の考えを示します
Spotifyは、Appleが自社の製品に対する同社のアクセスと同社アプリケーションのアップデートを阻止していると主張。

この点については明白です。当社がSpotifyに成り代わり承認・配信してきたアプリケーションのアップデート数は200に及び、この結果、Spotifyアプリケーションのダウンロード数は累計3億回を超えるに至っています。これを当社が例外的に行わなかったのは、Spotifyがアプリケーションのアップデートの際に、共通ルールを回避するような仕組みを仕込んでいたケースです。

当社は、Spotifyのサービスをより多くのデバイスおよびプラットフォームに展開できるように、同社と頻繁に連携しています:

当社がSiriとAirPlay 2への対応をSpotifyに何度か求めた際、同社は取り組むと応じてきたので、当社はいつでも彼らに協力できるような態勢で待っている。
Spotifyは弊社のCarPlayのようなプラットフォームに深く組み込まれているが、彼らは他のデベロッパと何ら異なることなくアプリケーション開発のためのツールおよびリソースを利用できる立場にある。
Apple Watchに関するSpotifyの主張は特に驚くべきものがある。Spotifyが同社のApple Watch向けアプリケーションを2018年9月に当社に提出した際、私たちはこれを他のアプリケーションに対するのと同じプロセスとスピードで調査・承認した。実際、Apple Watch向けのSpotifyアプリケーションは現在、Apple Watchの音楽カテゴリーでナンバーワンの人気を博している。

Spotifyは弊社の製品ならびにプラットフォームに対応する(または競合する)アプリケーションを自由に作れる立場にあり、弊社としてもそうあってほしいと願っている。
以下ソース
https://www.apple.com/jp/newsroom/2019/03/addressing-spotifys-claims/

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Source: IT速報






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