『千と千尋の神隠し』みたいな温泉宿での音楽フェス「音泉温楽」に行ってきた / 浮世離れした場所で開催される300人限定フェス



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温泉に行きたい。この時期、友達と温泉に入って食べて飲んでグダグダするなんて最高じゃん? でも、いつも結論は同じで「落ち着いたら行こう」だ。そして案の定、全然暇にならずに時代が追いかけてくるのである。走ることから逃げたい

そんなある日、長野県渋温泉の「金具屋」で音楽フェスが開催されることを知った。「金具屋」と言えば、アニメ『千と千尋の神隠し』のモデルの1つと噂されるほど雰囲気が「油屋」に似た温泉宿。ウォー! もう行くしかないだろトゥナイッ!! というわけでイベントに潜入してきた

・『音泉温楽2017』出演アーティスト

2017年12月9日と10日の2日間開催された音楽フェス『音泉温楽2017』。9年目となる今年の出演アーティストは以下の面々だった。

【1日目】
15時から15時40分:サワサキヨシヒロ and NGEO(Naturally Gushing Electric Orchestra)
16時10分から16時50分:柴田聡子
17時5分から17時45分:カジヒデキ
19時55分から20時25分:中村一義(Acoustic set)
20時45分から21時30分:Sugar’s Campaign
21時45分から22時30分:DÉ DÉ MOUSE
【2日目】
11時20分から12時:Alfred Beach Sandal
12時15分から12時55分:小島麻由美
13時15分から14時:前野健太

──300名限定ということもあり、チケット(9200円)は即行で売り切れたらしい。ちなみに、旅館の予約はチケットと別なのだが、イベント当日は「金具屋」だけでなく渋温泉の他の旅館も満室で、「音泉温楽の日だから……」と口を揃えていた。もはや、渋温泉をあげてのイベントとなっている。

なお、「渋温泉旅館組合」に電話をすると、空いてる旅館やキャンセルされた部屋のある旅館を教えてくれることを追記しておこう。

・『金具屋』の中にステージが2つ

ともかく、12月9日、会場オープンの14時に長野県渋温泉「金具屋」に到着。金具屋の中ではすでに列ができていた。ライブステージは2箇所あり、メインが8階の大宴会場「飛天の間」で、DJなどが出演するサブステージが6階の「慶雲の間」のようだ。

・仕事も忘れる最高さ

会場が宴会場なら飲むのが礼儀。というわけで、7階に設置されたフードコートでビールとつまみの「馬刺しの燻製(600円)」を購入して昼からかけつけ一杯。ウメェェェーーーーーー! 仕事中だけど。

「飛天の間」に入ると、すでに飲んでゴロゴロしてる人も結構いた。そんな中、15時からイベントがスタート。あふれ出すアンビエントな電子ミュージック。いつでも寝れる。仕事中だけど!

出演するミュージシャンは、電子ミュージックかアコースティックセット。太陽が傾き出すと、飛天の間はいよいよ本番モードだ。ステージ上の赤行灯の光が怪しい「和」の雰囲気を加速させる。もう一杯いくかあ! 仕事中だけどォォォオオオ!!

・後半はライブより「宴会」寄りに

気づけば、会場は満員状態。しかし、ライブはみんな力が抜けている感じで宴会芸でも見ているようだ




さらに、夜が深くなるにつれ、アーティストとファンのキャッチボールも多くなる。友達みたいに語りかけてくる中村一義さんやクイズを出す「Sugar’s Campaign」にステージ前はヒートアップ。

一方で、隣の人は寝てた。要はもう自由。ただし、スタンディングは禁止なので、特にカオスという感じではない。まったりした自由の中、「DÉ DÉ MOUSE」が不気味可愛い世界観で1日目を締めくくった。

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・幻想的な夜の温泉街

金具屋を出ると、幻想的な夜の温泉街には会場で見たような人があふれている。星もとても綺麗だ。それにしても、アーティストもスタッフも300人の客も泊まり込みで、翌日またあの場所で再会するというのはあまりない経験かもしれない。そして、翌日……

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・人見知りもさすがに人見知らないレベル

開演の11時20分には、フードコートで朝ご飯を買って、食べながら見る人もチラホラ。

まったりした空気は相変わらずだが、もはや他人な気がしない。人見知りの私(中澤)だが、フードコートで思わず隣の人に話しかけていた。カレーうどんの野沢菜ウマくね

そんなこんなで、2日目ラスト前の小島麻由美さんがライブを開始。すっきりした歌声は長野のリンゴジュースみたいだ

そして、イベントの大トリは前野健太さん。ハイトーンで繰り返されるアンコールの嵐でイベントを締めくくった。大団円である。

・源泉より熱いDIYイベント

どことなく浮世離れしている出演アーティストたちが集まった『音泉温楽2017』。会場の雰囲気と合わさって、お客さんもちょっと普段の生活を離れたり忘れたりすることができたのではないだろうか

なお、このイベントは、1日目の最初に出演したサワサキヨシヒロさんとイベントプロデューサーの鶴田宏和さんが発起人で、鶴田さんのイベント会社「VISIONARIES」が主催し育ててきたものである。

アーティストも客もスタッフも、全員一緒に合宿に行ってるような不思議な距離の近さと連帯感は、そんなDIYのイベントだからこそかもしれない。今後も源泉よりも熱いイベントを続けて欲しいものだ。

参照元:音泉温楽
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.


Source: ロケットニュース24






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