昭和の素朴なオムライスを食べるために「つり堀」に行こう! 東京・永福町『武蔵野園』



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時々ムショーにオムライスを食べたくなることはないだろうか? それもオシャレなカフェとかのふんわりオムライスではなく、タマゴはやや硬めで、中身はしっとりとしたケチャップライス。昭和のアノ感じ、強いていえば母親の作ってくれるようなヤツである。

インスタ映えなんかしなくていい。素朴な味を楽しみたい。そんな時は、東京・杉並区にある「つり掘武蔵野園」に行くといいだろう。オムライスを食いにつり掘? と思った方、行けばわかるさ……。

・駅から徒歩20分

お店は京王井の頭線永福町駅から、徒歩約20分のところにある。バスに乗れば5~6分で着くところだが、今は和田掘公園の紅葉が楽しめるので、散策しながら歩いて行くことをオススメしたい。

善福寺川沿いをぶらぶらと歩いていると、朱色の格子が目に着くはずだ。そこが武蔵野園である。

こちらでは、釣り掘で釣りをしなくても、食堂を利用することが可能。建物の入り口は2つに分かれているが、釣り堀と食堂はなかで1つにつながっている。中に入ったら、食堂を利用したい旨をお店の人に伝えればいい。手作り感満載の客席に案内してくれるだろう。

まるでビニールハウスのような素朴な造りをした店内だが、ちゃんと天井にはエアコンが備えてある。

・孤独のグルメにも登場

このお店、実はドラマ『孤独のグルメ』でも紹介されたことがあるそうだ。俳優・松重豊さん扮する主人公の井之頭五郎は、親子丼と焼きうどんを食べている。だが、私(佐藤)はオムライス(800円)を食べたかった。オムライスがここの人気ナンバー1とあれば、食わない訳にはいかないだろう。

注文してしばし待つ。釣り堀では親子連れらしき2人が釣りに挑んでいる。平日の昼間に、子どもは学校に行かなくていいのか? そういう自分は仕事に行かなくてもいいのか? そんなことをぼんやりと思っていると、トレーに乗ったオムライスが運ばれてきた。




う~ん、これこれ! こういう飾り気のないオムライスが食べたかったんだよ。真っ白な器に、タマゴの黄色とケチャップの赤がよく映えているじゃないか。

横から見るフォルムもグッド! オムライス越しに見る釣り堀の景色も悪くない。掘を囲むように立つ木々の紅葉と、黄色いオムライスが絶妙にマッチしている。

・これぞ昭和のオムライス

講釈はこれくらいにして、いただきます。一口食べてみると、見た目を裏切らない昭和の味がする。タマゴの焼き加減は柔らか過ぎない。ケチャップライスを包むのに、ちょうど良い硬さだ。

中には水分やや多めのしっとりとしたケチャップライスが隠れている。これだこれ。ちょっと気取ったオムライスも良いけど、ど真ん中直球のオムライスも食べたくなるよね

オムライスを食べて釣りを楽しむもヨシ。善福寺川沿いの紅葉を見て楽しむもヨシ。次の休日に出かけてみてはいかがだろうか。

・今回訪問した店舗の情報

店名 つり掘武蔵野園
住所 東京都杉並区大宮2丁目22-3
営業時間 9:00~17:00
定休日 火曜日
※ つり掘利用には別途料金が必要

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24


Source: ロケットニュース24






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