【これは悲惨】多頭飼育が崩壊した現場から30匹以上のネコが助け出される動画



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今、日本中で「ペットの多頭飼育崩壊」問題が起こっている。多頭飼育の苦情件数は、全国で年間およそ1800件にのぼるとも言われている。

飼い主の偏った愛情やペットへの過度な依存、金銭的な理由などが原因で、不妊去勢が行われず、増えすぎてしまうペットたち……。今回は、その悲惨さがよく分かる動画をお伝えしたい。ある家から、飼育放棄された30匹以上の猫たちが発見・救出されたのだが……そこは見るも恐ろしい状況になっていたのだ。

・8カ月前に、30匹以上の猫を残して飼い主が失踪

ネット上で人気を集める猫コールとマーマレード。いつも可愛らしい動画や写真で、荒んだ人間の心を癒してくれるのだが、今回、2匹の飼い主クリスさんがアップした動画はとてもシリアス。猫の多頭飼育が崩壊した現場だ。

米イリノイ州で起こったという、この多頭飼育崩壊。8カ月前に30匹以上の猫を残したまま飼い主が失踪し、その後、家主が猫の世話をしてきたそう。しかし家主の手にも負えなくなり、地元の動物保護団体が介入することになった。

猫たちが残されていたのは、とても悲惨な状況だった。

・悲惨な状況に残されていた猫たち

その模様は動画『The Cat House of Horrors』にも収められている。家の中は不潔極まりなく、あらゆる所が排せつ物で覆われ、ノミも大繁殖。健康状態が一様に悪い猫たちは、突然やって来た人間を怖がっては家中を逃げ惑った。

目を背けたくなるような悲惨な状況だが、助けに入った人々は全ての猫を助け出すことを決意。クラウドファンディングサイトで医療費を募り、猫を保護し、治療から譲渡につなげていくことにした。

ネット上で有名なクリスさんが呼びかけたこともあり、クラウドファンディングでは目標金額を達成! 多くの人の助けを借りながら、今後も猫の救出を続けていくという。




またクリスさんの元にも、救出されたネコが保護されている。ボロボロだった子猫も、クリスさんの家で元気に過ごしているようだ。よかった!

・人間も動物も不幸に

実際に筆者も「猫に子供を産ませてあげたい」「オスだから去勢をしなくても子供は増えない」「そこまでかけられるお金がない」などと、飼い猫やお世話をしている猫の不妊去勢を拒む人々に会ったことがある。

けれども適切な不妊去勢をしなければ、このような悲惨な状況になる危険もあり、後始末に何十万〜何百万円の費用がかかってくる。人間も動物も不幸にするだけなのではないだろうか? 日本では、猫の不妊去勢の手術費の一部を助成している自治体や団体も多い。

参照元:Go Fund Me(英語)、YouTubeNHK クローズアップ現代+
執筆:小千谷サチ


Source: ロケットニュース24






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