【第18回目】FXの自動売買プログラムEAの選び方・性能編



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EAを選ぶ方法を今回はさらに詳しく解説していきます。前回はトレード手法の分類を紹介しましたが、今回はEA自体の性能を確認する方法を紹介します。EAの性能を確認するために見るべきポイントは複数あります。まずは、その見るべきポイントを羅列して下に紹介します。

  • 最大ポジション数
  • 勝率
  • プロフィットファクター(PF)
  • 最大ストップロス
  • テイクプロフィット

EAを選ぶ上で最低限見ておきたいのがこの5つです。上のポイントのそれぞれの意味と見かたを解説していきます。

 

最大ポジション数

EAが持つポジションの最大数。EAはポジションを複数持つ設定になっているものが多いです。最大ポジション数が多いEA程アグレッシブでリスクが高いEAであると言えます。

 

ということで、最大ポジション数が多すぎるEAはリスクが高いので個人的にはオススメしません。ポジション数がどの程度だと多いと感じるかは個人差がありますが、僕は5個くらいを超えると多いかなぁと感じます。

 

最大ストップロス

最大ストップロスは、どこまでポジションが逆行したらポジションの決済(損切り)を行うのかという値です。最大ストップロスは、小さすぎればリスクが低くなる変わりに勝ちにくくなり、大きすぎれば負けにくいがリスクが大きくなります。

 

ということで、最大ストップロスは小さすぎても大きすぎても良くありません。まあ、どれくらいがいいのかというのは一概には言えませんが、大体40~70くらいがよいのではないかと思います。

 

また、最大ポジション数が少ない場合には最大ストップロスが大きくてもそれほどリクスは大きくなりません。逆に、最大ポジション数が多くて最大ストップロスが大きいEAはリスクが高いので避けるべきEAであると言えますね。

 

テイクプロフィット

テイクプロフィットは、どこまで利益がでたらポジションの決済(利確)を行うのかという値です。テイクプロフィットが小さければ、小さくコツコツと利益を出すEAになり、大きければ一度のトレードで大きな利益を狙うEAになります。

 

こちらも、一概には正解値というのはありません。大切なのは、最大ポジションの数、最大ストップロス、テイクプロフィットのバランスです。

 

個人の趣味が大きく反映される部分なので実際に自動売買を行ってみて、自分のスタイルにあった条件のEAを見つけるようにするとよいでしょう。




 

勝率

「勝率」はポジションが利益を上げた確率です。上に紹介した「最大ポジションの数」「最大ストップロス」「テイクプロフィット」の3つは、EAの仕様でしたが、「勝率」はEAのトレード結果です。

 

もちろん、勝率は高い方が良いです。ただし、ナンピンやマーチンゲールタイプのEAは勝率が100%になるEAが多いです。ナンピンやマーチンゲールはポジションをどんどんと追加してリスクを取るかわりにほとんど負けることがありません。

 

しかし、負けた場合には口座の資金がほとんど無くなる程の大きなリスクを背負うことになります。ということで、勝率が高いからと言って必ずしも良いEAであるとは言えないので注意が必要です。

 

勝率を見るときは、必ず合わせてEAのトレードタイプを確認するようにしましょう!

 

プロフィットファクター(PF)

プロフィットファクターは勝ちと負けの比率を表す値です。この値もEAのトレード結果から算出される値です。計算式は「トレード利益÷トレード損失」です。

 

つまり、プロフィットファクターが1よりも大きければ総合収支がプラスのEAであり、プロフィットファクターが1よりも小さい場合には総合収支がマイナスのEAということになります。

 

ということで、プロフィットファクターが高いEAは良いEAであると言えますね。一般的にプロフィットファクターが2.0を超えるようなEAはかなり優秀なEAであると言えます。ただし、算出期間が短い場合にはPFが異常に高い数値を示してしまう場合もあるので注意が必要です。

 

見るべき点はいくつかありますが、まずは、これくらい見ておけばまずは大丈夫でしょう。上に紹介したEAを見るべきポイントには人それぞれのスタイルがあるので絶対的な正解というのはありません。

 

ということで、実際に自動売買を行って自分のスタイルに合ったEAを見つけて行ってもらえればと思います。僕自身がEAを選ぶ際には、低リスクのEAが好みなので最大ポジション数と最大ストップロスが共に小さいようなEAを選ぶようにしています。

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以上、「EAの選び方・性能編」でした。また、次回お会いしましょう!

Source: GOEMON雑学王






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