【投票してね】みんなが選ぶ「1番好きな邦画」アンケート開始! 厳選の10タイトルから選んでくれよな!!



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あなたは突然「好きな邦画は!?」と聞かれて即答できるだろうか? 興行収入や観客動員数で比べた場合、どうしても洋画より勢いのない邦画だが、誰しもきっと心の中に「マイ No.1 邦画」があるに違いない。

今回のアンケート企画は、そんな邦画の魅力を再発見すべく『1番好きな邦画決定戦』を開催する運びとなった。ライター達が厳選した10タイトルの中から、みんなが1番好きな邦画が決定するぞ!

・厳選の10タイトル

アンケートサイト「みんなの声」の協力を得て開催される1番好きな邦画決定戦。今回はアニメを除き、“実写版の邦画” のみでアンケートを実施する。かのヒット作から隠れた名作まで、当サイトのライター達が自信を持ってオススメする10タイトルだ。

それでは以下でエントリーした10作品を、情熱がほとばしる熱き推薦文と共にご覧いただきたい。

・男はつらいよ 噂の寅次郎(推薦者:P.K.サンジュン

邦画を語る上で「男はつらいよ」は絶対に欠かせない。あの007を超え「世界最長の映画シリーズ」のギネス記録を持っているのが、男はつらいよなのだ。約50作品どれも最高だが、中でも個人的に推したいのは大原麗子さんがマドンナ役を務めた第22作『噂の寅次郎』である。

いつも通りのストーリーに加え、とにかく大原麗子さんのガチ天使っぷりヤバすぎる! あのガッキーさえもワンパンで打ち砕くほどの破壊的な可愛さは、日本映画史上屈指の天使でしかない。きっと「あたし……寅さんのこと好きよ」のシーンを観たら、世界が恋に落ちることだろう。

とにかく「好きな邦画」と問われ、男はつらいよと答えない道理がない。男はつらいよを観たことがない人も多いと思うが、ハッキリ言って人生損してるぞ! 四谷赤阪麹町、チャラチャラ流れる御茶ノ水、ってなもんよ!!

・進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド(推薦者:佐藤英典


いまだかつて、これほどまでに原作と実写化の間で揺れ動いた作品はないだろう。この作品は、前編の『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』に続く後編で、前編はまだ許せるレベル。

後編はダサい設定のつじつまを合わせる、ダサい終わり方をしている。一言でいうなら、進撃の作品世界に映画「マトリックス」とウルトラマンを持ち込み、ごちゃまぜにして「原作ってどんな話だったっけ?」と振り返るような内容だ。

とにかくツッコミどころ満載で、登場人物が全員バカと言っていいほど、油断しまくり。調査兵団のゴミクズぶりには腹を抱えて笑うレベルである。一生に1度は絶対見ておくべき、漫画原作を台無しにした好例である。絶対に1度は見ろ! 一度でいい。後編だけでいい。

・シン・ゴジラ(推薦者:原田たかし

2016年7月29日に公開されたゴジラの29作目『シン・ゴジラ』が、爆発的なヒットを記録したのは記憶にも新しい。怪獣映画だと思われがちだが、一味……いや二味も違った内容に震えた人は多いはずだ。

「現実(ニッポン)対虚構(ゴジラ)」。このキャッチコピー通り、リアルさが追求されており、映像から強烈なメッセージが放たれていた同作。ゴジラの絶対的な恐怖感に東日本大震災を思い出した人も多いのではないだろうか。邦画史上、まれに見る傑作であった。

・キッズ・リターン(推薦者:中澤星児

「俺たち、もう終わっちゃったのかな」「バカヤロー! まだ始まっちゃいねえよ」──映画に限らず全てのフィクション作品においてよく語られるのが名言である。作中でハッとさせられるだけでなく、監督の哲学までが透けて見え、さらにその後の自分の人生にまで影響を与えるようなひと言

そんな言葉があるのが北野武監督の『キッズ・リターン』だ。いきがっていきがって壁にぶつかり挫折して、ボロボロになった若者2人のラストのやり取りは、日本の青春群像劇屈指の名シーン。映画のだいご味が集約されていると言っても過言ではないだろう。

・七人の侍(推薦者:あひるねこ


黒澤明の映画というとどんなイメージがあるだろうか? 黒澤を知らないという人はあまりいないと思うが、実はちゃんと見たことがないという人は意外と多いはずだ。難しそう? 白黒映画はちょっと? そういった偏見は、この『七人の侍』を見れば180度変わるに違いない

1954年に公開された200分を超える超大作である「七人の侍」の正体とは、三船敏郎をはじめとする歴史的な名優を使い、多額の製作費をこれでもかとつぎ込んだ、ひたすらに面白い娯楽作品なのだ。最高品質の激熱アクション活劇、と表現してしまうのは乱暴すぎるか。

特に豪雨の中の決戦シーンには、CGを多用した並みの作品が束になっても勝てないくらいの迫力がある。まさに原点にして究極。最後になるが、宮口精二演じる久蔵のカッコよさは異常である。




・テルマエ・ロマエ(推薦者:田代大一朗

まずこの映画は「お風呂好きの古代ローマ人が、現代の日本のお風呂文化を目の当たりにする」という設定の時点ですでに面白い。こんなの何が起こっても、面白い展開になるに決まってるではないか。

そして、語らずにはいられないのが、主人公ルシウスの魅力である。バカがつくほど真面目なルシウスは、日本の浴場に隠された高い技術に感銘を受けるのだが、このときのリアクションが大袈裟なくらい大きく、そしてチャーミング。また、自国の発展のために、他の素晴らしいところを必死になって学ぼうとするその姿は、日本人を思わせるところもあり、親近感すら覚える。

笑えるうえに、日本のお風呂の魅力も再発見させてくれる『テルマエ・ロマエ』、ぜひ多くの人に観ていただきたい!

・タンポポ(推薦者:GO羽鳥


数ある伊丹十三監督作品の中でも、いちばんホッコリするのがタンポポだ。基本は「売れないラーメン屋さんを繁盛店にするストーリー」なのだが、途中途中に入るサブ的な小話も実に秀逸。「人生=食べること」というか、ラーメンだけではなく、すべての「食事」がテーマなだけに、映画を鑑賞し終えると200%の確率で腹が減る。

ちなみに「MAXキャッホー」でおなじみの色黒な茂出木シェフが店主を務める洋食店『たいめいけん』で出されている『タンポポオムライス(伊丹十三風)』は、この映画に出てきた「ホームレスが子供にオムライスを作ってあげる話」が元ネタだ。食べることが好きな人、そして料理が好きな人ならば、絶対に観て損なしの名作である。

・踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(推薦者:K.ナガハシ

日本の刑事ドラマに革命を起こしたといっても過言ではない『踊る大捜査線』。織田裕二演じる “元営業マン” という経歴を持つ刑事「青島俊作」のほか、個性的なキャラクターが多数登場する人気のシリーズだ。

テレビで絶大な支持を得た同シリーズだが、劇場版で最高の興行収入を記録したのが、この『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』である。

東京・お台場を舞台に、凶悪事件に挑む刑事たちの姿を描いた同作は、娯楽映画として見応えバツグン!! 特に、スケール感のある映像や豪華ゲスト陣に注目だ。細かいことは考えず、単純に邦画を楽しみたくなった時にオススメしたい1本である。

・モテキ(推薦者:和才雄一郎

モテ期が来た男の話──『モテキ』をそのように捉えていたら大間違いだ。これはそんなスケールの小さい話ではない。映画を何度も見れば気づくだろうが、『モテキ』は “夢” がテーマの映画である。そういう意味で、「一種のディズニー映画みたいなもん」と言えるかと思う。

「え?」と思っている人は、今すぎ『モテキ』を見直すべし! 「モテたい」という、誰もが心の中に抱いている夢を遠慮なく表現し、一方で「モテることに起こる現実」も突きつけているだろう? 甘くもあり、辛くもある。そういう意味で……涙が溢れてこれ以上は書けないのだが、とにかく、「全俺が泣いた」と言える1本である。

・花より男子ファイナル(推薦者:Yoshio


2008年に公開された『花より男子ファイナル』。ドラマ「花より団子」の完結編として話題をさらったが、何がイイって、ウエディング姿の井上真央(牧野つくし)が超絶カワイイ。井上真央は徐々にあか抜けてきたが、このファイナルでさらに磨きがかかった。

ストーリー自体も、シンプルながらドキドキ・ハラハラするシーンがちりばめられていて女子だけでなく男子にもオススメだ。そして主題歌の「One Love」もやっぱりイイ♪  原作を知らなくて楽しめる作品。

──以上、10作品である。そもそものタイトル数が多いため、あなたのNo.1邦画がエントリーしていない可能性もあるが、それでも今回の10タイトルの中で1票を投じていただければ幸いだ。

なお、最下位の映画を推薦した記者は、罰ゲームとして「おすぎに成りきって真剣に映画紹介の刑」を執行する。『1番好きな邦画決定戦』は現在、絶賛アンケート受付中! みんなの清き1票を待ってるぜ!!

参考リンク:みんなの声「1番好きな邦画といえば?」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
イラスト:マミヤ狂四郎


Source: ロケットニュース24






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